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そういえば、アゼルバイジャンは今、
びっくりするくらい通貨が暴落している。
1ヶ月前は1マナト=135円だったのに、
出発間際に1マナト=77円になった。
物価が高い国だったのでラッキーこの上ない。
すべてが半額になった気分だw
過去と未来の融合都市
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アゼルバイジャンは、大規模な油田が発見されたことで
第2のドバイと言われるほど発展がめざましい。
3つのフレイムタワーはその名の通り
「炎」のカタチをしていて、
その巨大さに驚かされる。
また、世界一のタワーも現在建設中だとか。
(スカイツリー危し!)
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さて、アゼルバイジャンの首都バクー。
ここの旧市街は世界遺産に登録されている。
エルサレムを彷彿とさせる高い城壁で、
中は迷路のように細い道が入り組んでいて
モロッコの旧市街フェズを思い出しながら歩いていた。
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今回の連れてきたタビトモカメラは3台。
いつものライカ2台に加え、
α7Ⅱにライカのズミクロン50mmを付けた
ハイブリッド機がいる。
首から2台をぶら下げ、
脇差のようにポケットに1台。
地図も見ながらの散策だから忙しい忙しいw
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中世の香り、魅惑の雑貨
![](http://kaz02.net/wp-content/uploads/2018/10/DSC00516-1024x681.jpg)
3時間くらいかけて、旧市街を2周した。
すっかり頭の中に地図が描けた。
明日も同じところをグルグルする予定。
こうやって同じものを食べたり、
同じことを繰り返す行動は落ち着くから大好きだ。
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かつての旅を思い出しながら歩く旧市街は、
ひとつ路地を曲がる度にワクワクする。
天気もいいし、この瞬間がずっと続けばいいな、
と思うくらい街歩きは楽しかった。
やがて海に出た。
そう、カスピ海だ。
(正確には海ではないらいしいが…)
![](http://kaz02.net/wp-content/uploads/2018/10/L9975322-1024x678.jpg)
海岸沿いは公園になっていてたくさんの人で賑わっている。
アゼルの人には日本人が珍しいらしく、何人にも
「一緒に写真を撮ろう」とせがまれた。
午後3時を過ぎると風が冷たくなってきた。
「殉教者の小道」と呼ばれる小高い丘に向かった。
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高台から街を見渡す
![](http://kaz02.net/wp-content/uploads/2018/10/L9975332-1024x678.jpg)
数百段ある階段を、息を切らせながら登る。
額には汗が滲んだ。
頂上はカスピ海に面した街が一望でき、
それはニースで見た光景と似ていた。
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![](http://kaz02.net/wp-content/uploads/2015/12/0002-1024x768.jpg)
吹き抜ける風に身を委ねながら
コーカサスの青い空を眺め、限りある時間を惜しんだ。
旅は記憶を遡る時間旅行でもあり、
いま、目で見ている景色と、脳内の記憶をミックスしながら
あいまいな現実をふわふわと漂うのが心地いい。
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やがて日は落ち、
夜の街はクリスマスマーケットや
イルミネーションで華やぎはじめる。
絶えず軽快な音楽が流れていて、
まるで夢の中にいるようだった。
![](http://kaz02.net/wp-content/uploads/2018/10/DSC00584-1024x681.jpg)
賑やかで、煌びやかなほど
ひとりを痛感する。
あと一週間、誰か話し相手がほしいなぁ。
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