プーノの奇跡

ウユニから夜行バスに乗り14時間、
早朝のバスターミナルに降り立った。
「ラ・パス」
ボリビアの首都である。

 

首都ラパス

■ウユニ→ラパス
(所要時間:14時間/運賃:150ボリビアーノ ※約2000円)

ラパスとは平和を意味する。
標高約3700mの盆地にあり、すり鉢状の地形を持つ。
世界で最も標高の高い首都で、その高さから雲の上の町と呼ばれ
すり鉢の底の部分に高所得者が、
縁の部分に低所得者が住んでいる。
市街地の上と下で700mほどの標高差があるらしい。

ラパスも面白そうな街ではあるが、
先を急ぐことにした。
ラパスのバスターミナルで1時間待ち、
そのままペルーの「プーノ」へ行くバスに乗り換えた。
ペルー、南米で最も楽しみにしている国である。

 

ペルーに入国

■ラパス→プーノ
(所要時間:6時間/運賃:90ボリビアーノ ※約1350円)

ボリビアのバスは正直ボロかった…。
一番高い“カマ”クラスを購入したが
シートは狭いし、夜は寒いし、
おまけに道はガタガタだし、真夜中にスタックするし…。
(叩き起こされ、みんなでバスを押したよ)
久々にアジアやアフリカのバスを思い出したね。

プーノへと向かうバスはペルーのバスだったため、
アルゼンチン、チリには及ばないが
ボリビアのバスよりは格段に良かった。
快適=快眠、
転寝してるうちに車窓にティティカカ湖が見えてきた。

 

さあ、国境を越える。
歩いて橋を渡り、49ヶ国目「ペルー」に入国した!

 

アジアっぽい景色に心が和む

ペルーは、アジアの香りがした。
というのも、道端には屋台が軒を連ね、
道路には“トゥクトゥク”が走っている。
商店でコーラを買うと約50円、
うーん物価もアジアだ。

↑ペルーの国民飲料「インカコーラ」

プーノには午後2時過ぎに到着した。
アンデス山脈のほぼ中央に位置するプーノは、
チチカカ湖畔にある標高3850mの町(高っ!)
ケチュア族、アイマラ族など純粋はインディヘナ人口が多く、
伝統的なフォルクローレ音楽の宝庫としても知られている。

ここへ来た目的は1つ、
チチカカ湖の島巡りである。
葦を積み重ねて造られた浮島のウロス島や
織物で有名なケチュア族のタキーレ島、
プレ・インカの遺跡が残るアマンタニ島など魅力的な島が多い。

 

プーノを散策

宿はナミビアで教えてもらった日本人宿へ。
タクシーは市内は一律3ソル(約45円)、
宿は個室で1泊15ソル(約450円)!
ここに来て急速に物価が下がっていて嬉しい。

そのまま昼食に出かけ、中華レストランに入ったが
1品6ソル(約190円)と、これまた懐に優しい。
ペルーっていいところだね♪

つづいて旅行代理店へ。
明日のティティカカ湖ツアーを予約する。
1泊2日の行程にしたかったが、
日帰りツアーでも2島巡れることを知り、
ウロス、タキーレ島をセットにしたツアーを予約した。
約10時間のツアーでお値段35ソル(約1000円)。
ホントにこの値段で大丈夫?と心配になるほど安い。

そうこうしているうちに日が暮れた。
ペルーの日没は早く、午後7時には薄暗くなる。
クスコやリマよりもお土産が安いと聞いていたので
早めに退散しようと思いつつ、
土産店をはしごしているとある店に目がとまった。
パソコンショップだ。

 

PCを買う?

チリで壊れてしまったパソコンを修理できないか?と、
店内へ入った。
すると、真正面にあったショーケースの中に
まったく同じタイプのパソコンが!!
『acer ASPIRE one』である。
まさかペルー(しかもプーノ)でお目にかかれるとは…。

ガラスケースに顔をくっつけ、
「クワント クエスタ(いくら?」と聞いた。
帰ってきた答えは600ドル。
日本で買うのとそう差はないな。
持ち込んだマイPCは、いろいろいじってくれたが
結局修理できなかった。
だったら、こいつを買おうじゃないか!
ケースから出してもらい、
電源をON。カタカタと起動する(懐かしい感覚だ)
表示はすべて英語だったが、そこは目をつぶろう。
肝心なのは日本語が読み書きできるかだ。

ツールバーを右クリックして日本語を選択。
“K・A・Z・U”と、順番にキーを叩いてみた。
画面には“かず”と表示された。ヤッター!

これください!

え、即決!?と驚き顔の店員。
だろうなぁ、こんな高い買いはすぐには決められないよ。
でも、今は本当に困っている。
パソコンがないだけでどれだけ毎日が憂鬱か…。
ください!今すぐ!!
ちゃっかり20ドル値切り、580ドル、
現金ニコニコ一括払いで店を後にした。

プーノの奇跡を見た夜だった。
宿に帰り、ニヤケ顔でパソコンをいじった。
英語表記なので苦戦はしたが、
外付けHDにバックアップしておいたデータを移し、
使い勝手がいいようにデスクトップをカスタマイズした。

旅は残すところあと2ヶ月、
頼むぞ、3号機!
一緒にゴールを迎えてくれ!!

その夜、もう何かに追いかけられる夢は見なかった。

 

旅のカケラ/slideshow

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