モラトリアム開始

フェリーチケットを取り損ね、
まさかの延長戦5DAYS…。

 

5日間…

さっそく宿のオーナー
“タカシ”(注:エジプト人)
と交渉。
延泊するからと値引きを依頼した。

割と仲がいいので、ふたつ返事でOKをくれた。
エアコン付ツインルームを
15ポンド(約300円)で手に入れた。

さて5日間のモラトリアム、
いかにして過ごそうか?

まずはお金。
今日が最終日の予定だったので
財布はカツカツ。
せっかくだからと、
軽く贅沢できるだけの額を両替することに。
1日あたり1000円の計算で
250ポンドを手に入れた。

 

思いのほか時間は経たない

朝から5枚絵葉書をしたため、
書きかけの日記を仕上げ、
荷物を全部ひっくり返して整理した。
時計を見ると午後3時、
思いのほか時間は経たないものだ。

散歩に出かけ、
いつものコシャリを買う。
ついでに水を1本買い、宿に戻った。
いつも同じ店に行っているのに、
毎回値段が違うので交渉疲れするのが
この街の難点だ…。
インドとエジプトは、人に疲れるよ。まったく。

2台あるパソコンを同時に立ち上げ、
データを整理しながら、
こうして今日の日記を綴る。
「書くことがないなぁ」と
ひとり事をつぶやきながらも
キーボードは小気味いい音を
部屋に響かしている。

 

モラトリアム

アフリカの本当の戦いは近い。
今はその猶予期間。
持て余した時間も、いとおしく思えるよ。

ダハブの美しい海に始まったエジプト旅。
友との再会と、穏やかな潮騒に時間を忘れた。
気がつけば5泊…。
つづいて訪れたカイロでは、
中東で出会った仲間たちとの
再会ラッシュが待っていた。
そこで急遽、思い出づくり推進委員会の会長に立候補!
砂漠ツアーやフットサル大会を企画して
濃い時間を共有した。
気がつけば13泊…。

そしてここアスワンでも足止めを食らい、
やむを得ず7泊…。
のんびり行けよ。

これがアフリカを旅する
ルールなのかもしれない。

 

旅のカケラ/slideshow

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