お疲れ様、LEICA C

 

実は一番使用したのは「LEICA C」かも知れない。
コンパクトカメラなので、
よくポケットに忍ばせて連れ出し、
サッと取り出しては
片手でシャッターを切れるので便利だった。

小さなボディに高性能な7倍ズームレンズ
ライカDC バリオ・ズミクロン f2.0-5.9/6-42.8mm ASPH.を搭載。
1/1.7インチのセンサーで1210万画の描写力を持っている。
このスペックは充分過ぎるほどで、
サブのサブという役割ながら登場機会は多かった。

中でも一番気に入っていた点はルックス。
二段になった軍艦部やスマートなボタン・ダイヤルの配置は、
M型ライカにも通じるライカらしいフォルムだ。

美しいカメラボディのデザインは、
アウディ社のデザインチームが手がけている。
ライトゴールドとダークレッドの2色があり、
大人っぽくてエレガントなダークレッドを選択した。

1年ほど前、
後継機種である「LEICA C-LUX」が
登場したことを機に買い替えることした。
その際に下取りに出したのだが、
センサーにゴミがあったため、
数千円しか値がつかなかった。
それなら売るのをやめ、
たぶんもう使うことはないと思うけど、
最後まで看取ることにした。

防湿庫の隅で今日も眠っている。

 

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