アキタビ ’22(インドネシア編) ♯09 The song of praise

ついにバリで過ごす最後の朝を迎えた。
大きな窓の外には田園風景が広がり、
稲についた朝露がキラキラと光ってキレイだ。

 

Bliss Ubud Spa Resort

バリの朝食は身体に優しく、
前菜にフルーツの盛り合わせが出てくる。
米を使ったスイーツ、カレー風味の朝粥も
胃が欲しているちょうどいい塩梅。

陽光を浴びながら、穏やかな朝のひとときを過ごす。
日本に帰ると、こんな贅沢な時間は難しいだろうな。
なんて素敵な1週間だったのだろう。

このホテルは部屋も良かったが、
とにかく庭の趣きが気に入った。
よく手入れされていて、それでいて自然。
田んぼもあって、昨夜は目を凝らしてホタルを探してみた。

空港へ向かう約束の時間が迫ってきた。

 

行きつけのワルン

そういえば、ワーケーションで泊まったホテルもすぐ近くで、
行きつけにしていたワルンも近い。
昨夜もおばちゃんに会いに行き、日本に帰ることを告げた。
記念に写真を撮ってくれて、その場でインスタにアップしてくれた。
ナシゴレンはいつも以上に大盛りだった気がした。

バリに来る前は、行きたいレストランやカフェがたくさんあったが、
結局、現地で見つけたお気に入りの場所をリピートしていた。
少しだけ、この町の住民になった気がして居心地がいい。

タクシーが迎えに来た。

 

巻き戻っていく時間

タクシーはタマンの兄弟で、
自分は予定があるからと紹介してくれた。
40万ルピア(約4000円)なので、
空港でお願いしたタクシーよりも安かった。

人の良さはタマン譲りで、
「どこかに寄りたいかい?」と聞かれ、
時間があるならスーパーにとお願いした。
30分ほど買い物をし、再び空港に向けて車を走らせた。

空港までは約90分かかる。
ウブドを抜け、知らない町をいくつも通り過ぎていく。
チャナンを掲げ、祈り捧げる人たち。
これがバリの朝の光景で、
これからもずっと変わらないのだと思う。

行きに見た景色を思い出し、
巻き戻っていく時間。
ワクワクした気持ちで車窓を楽しんでいたあの時間も、
今は引いた波のように静かで寂しい。

 

はじまりの場所

DSC_2310

MH714
12:55(デンパサール)→16:00(クアラルンプール)

1週間ぶりにクアラルンプールの空港に戻ってきた。
とても広くて、とても寒い場所。
6時間のトランジットなので、
行きにも利用したラウンジに向い、
P Cを広げて旅の日記を書きながら過ごした。

ホテルに併設したラウンジだけあって、
シャワーも利用でき、アメニティも充実していた。

少しリンギッド(マレーシアのお金)が余っていたので
夕食はラクサを食べることに。
なぜかとても混んでいて、
30分ほど待たされた挙句、とても残念な料理が出てきた。
これならラウンジの食事の方が全然よかったよ…(苦笑)

スタバに場所を移し、出発を待つ。
もうすぐ日付が変わるので、空港内は人もまばらで静かだ。
明日は月曜日、もう数時間後には仕事が始まるのに、
まだ異国にいるのが不思議だった。

旅のカケラ/slideshow

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