フユタビ’16(アンコールワット編) #1 糸


今年もあっと言う間に月日が流れ、
恒例のフユタビへと出かける。

3万円で手に入れたカンボジア行きのチケット。
安いだけあって、乗り継ぎが2回もあり、
10ヶ月前に取ったため、
何度もフライトスケジュールが変更されたあげく、
現地到着は明日の夜になった。

 

まずは上海へ

今年の12月は最強に忙しかったし、
昨日までギリギリの綱渡りだったからか
まだ旅のスイッチは入っていない。

ぼんやりした気分のまま
まず1本目のフライト。
MU538
14:30羽田→16:55上海(虹橋)

約4時間のフライトは
美味しくない機内食と、
パーソナルモニターがない退屈さで
ひどく時間が進まなかった。
LCCじゃないんだから
もうちょっと頑張ってほしいものだ。

上海でようやくスイッチが入った。
乗り継ぎは虹橋空港から浦東空港への移動が
必要だったが、
着いたら空港間を走るバスがあるだろうと
なんの下調べをしていなかった。
あれれ?お目当のバス乗り場がない…。

しかも人に尋ねるも、英語が通じない…。
上海到着が30分遅れ、乗り継ぎまで残り3時間半。
虹橋と浦東は60キロほど離れているから、
バスで1時間以上かかるわけで、
空港での手続きを考えると、
1時間前には空港に着きたいわけで…。

焦る、焦る。

何人にも声をかけ、
その指先を頼りに早足でバス乗り場を探す。
結局、隣のターミナルまで地下鉄で
移動しなければならないことがわかり、
急いで地下鉄に飛び乗った。

運良く30分に1本のエアポートバスを捕まえ、
あとは渋滞にはまらないことを祈りながら
不安な1時間を過ごした。

 

ファイナルコール

MU748
21:00上海(浦東)→25:00昆明

ファイナルコールでなんとか搭乗し、
深夜の昆明(中国)を目指す。
全てがギリギリだった…。

狭い機内ですっかり疲れ果て、
まどろみながら
遥か遠いカンボジアを
夢見ていた。

 

旅のカケラ/slideshow

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