アキタビ ’22(インドネシア編) ♯04 君と重ねたモノローグ

ウブドの朝はいつも雨。
夜明けとともに雨が降り出し、雨音で目を覚ますが、
朝食に出かける準備をしていると
明るい日差しが降り注ぐ。
自然の中で生活している感じがして、
これ以上ない清々しい朝に感謝。

朝食はコース仕立て。
まずはフレッシュジュースと、フルーツが運ばれてくる。
つづいてエッグベネディクト。
塩加減がちょうどよくて美味しい。
こんな生活がつづけばなんて幸せなことだろう。

 

 

ワーケーション、はじまる

さて、今回の旅は3日間のワーケーションを含んでいる。
3連休に挟まれた平日3日間は、ホテルで仕事をする。
今回、この方法がうまく機能すれば、長い旅がしやすくなる。
だから、今回のホテルはできるだけ快適で、
Wi-Fi環境が整ったところを探し、
この「Ulun Ubud Resort」を選んだ。

午前中はロビーのすぐ近くにあるカフェで仕事をした。
屋外だったので、少し蒸し暑いが、
ときおり風が通り抜けるので気持ちがいい。
ネット環境も問題なし。時差も日本より1時間早いだけなので
あまり影響を受けなかった。

思った以上に仕事ははかどり、
日本にいるときよりも集中できている気がする。

少し休憩して、近くでお昼にしよう。
ホテルのすぐ近くに小さな屋台を見つけた。
「ナシゴレン」を注文すると、
これがこの旅で一番かも!という美味しさで驚いた。
もちろん、このローカルな雰囲気もたまらなく好きで、
絶対リピートしようと、しっかり顔を覚えてもらった。
お値段は25000ルピア(約250円)で、かなりの大盛りサイズ。

午後のプールバー

食事から戻ると、再びPCを開き、メールをチェック。
Slack、Teams、Skype、
さまざまなコミュニケーションツールが騒ぎ出すので
その1つ1つを潰していく。
以前はアポをとって、客先に出向き、
社内では面と向かって打ち合わせをして仕事を進めていたが、
こうして文字だけで事が運んでいく。
顔も見えないし、もう自分じゃなくてもいいんじゃないかな?
と、仕事の価値観が変わりつつある。

渓谷からは絶えず川のせせらぎが聞こえる。
鳥の甲高い声が響き、負けずとセミが応戦する。
プールでたゆたう欧米人、
静かで穏やかな午後はとても幸せだった。

憂鬱な内容のやりとりも、このロケーションが
心をしっかりと支えてくれる。

ワーケーション、控えめに言って最高だ。
旅先で仕事をするという背徳感も贅沢だし、
心穏やかに1日が過ごせるので
これが本当のサステナブルな働き方に違いない。

旅のカケラ/slideshow

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