憧れだったオールデン

学生の頃、憧れていた3種の神器は
リーバイス501XX、クロムハーツ、ロレックス。
頑張って貯金をし、手にした喜びは今でも忘れていない。

社会人になり、「いつかは」と思っていた
アイテムの1つがオールデンだった。
スーツにオールデンの革靴を合わせたら
カッコいいだろうな、と。

 

入手困難!

数年前に意を決してオールデンを買いに行ったが
どこに行っても置いてない。
正確には、置いてはあるがお目当ての品番がなく、
あってもサイズが合わない…。
それほど「990」は入手困難な1足だった。

 

 

オールデンは、1884年にアメリカの
マサチューセッツ州のミドルボロウにて誕生。
チャールズ・H・オールデン氏によって設立され、
ブーツやオーダー靴を手がけていた。

「990」は外羽根プレーントゥ。
オールデンのモデルの中でも一番の人気を誇る不朽の名作である。
素材には馬の臀部にあたるコードバンを使用し、
硬く独特な風合いを持っている。
牛革では表現できない、美しい光沢を放つのが特徴で、
エイジングによる風合いの変化や色ムラを堪能できる。

今回、新古品として購入でき、
定価14万のところを9万で手に入れられたのは
ラッキーのひと言。
それでもかなり思い切った買い物で、
1ヶ月くらい迷ってようやく購入を決めた。

 

革のダイヤモンド

箱から出してみると、履くのがもったいないくらいの
キレイな革靴。オブジェとして飾っておきたくなる。
(これを履いて満員電車は絶対に乗れないな)

手に取りしばし眺めてみる。
太めの糸を使ったステッチがアメリカっぽくて無骨。
シンプルなプレーントゥなので飽きがこなさそうだ。
オールデンを代表するラウンドトゥの
バリーラストによって生産されている。

SHIPSの別注モデルで、
色味はダークバーガンディー。
黒よりも、きっと履きこんで、磨いていくごとに
エイジングによる変化も楽しめそうだ。

オールデンのコードバンは
ホーウィン社による最高品質のコードバンを使っている。
同社は1905年にシカゴにて創業された皮革鞣しの老舗メーカー。
シェルコードバンと名付けられたとても希少な革らしく、
牛革にはない光沢は‟革のダイヤモンド”と呼ばれているそうだ。

さて、問題はこんなにも高価で、希少な靴をいつ履くか!?
ずっと飾っておきたい気持ちもあるし、
でも履きこんでエイジングを楽しみたい気持ちもある。

 

ここまで所有欲を満たしてくれるのは
LEICAのカメラ以来だと思う。
買う前もさんざん悩み、買ってからもまだ悩むという
素晴らしい一足。
一生モノとして、大事に付き合っていきたい。

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