ハルタビ ’19(中欧編) ♯2 ひかりもの

午前7時間、プラハの空港に降り立った。
久々のロングフライトのためか、
絶望的に長い夜だった。

朝日を感じながら、凝り固まった身体を伸ばす。
そして、2年ぶりにくらいに国数が増えた。

 

91ヶ国目、チェコ

実は12時の飛行機でハンガリーに飛ぶため
あまり時間はないのだが、
せっかくなので旧市街広場まで行ってみることにした。
荷物を空港で預かってもらい、タクシーに乗り込む。
空港タクシーは片道4000円と痛い出費になるが、
今回はTime is money!

旧市街広場に着いたのは午前8時、
ちょうど雨は上がったが、
気温は10℃くらいしかなく肌寒い。

この広場は11世紀頃に教会や商人たちの住居が建てられたことがはじまり。
正しく見分ける自信はないが、
ゴシック、バロック、ルネッサンス様式の建築群が美しい。
ちょうどイースターの時期でもあったので、
広場には小さな露店も軒を連ねていた。

 

このトリップ感を待っていた!

プラハは世界で最も美しい街に数えられる街。
街の中央をモルダウ川が流れ、川の東に位置する旧市街は
12世紀にヴァーツラフ2世によって創設された。
旧市街広場の側でカフカが生まれ、
広場に面する家ではアイシュタインが住んでいた。

石畳みを踏みしめ、まだ人もまばらな路地を行く。
二本の塔が印象的なティーン教会や、
600年動いている天文時計を眺め、
これ、これ! このトリップ感!
と、旅のはじまりに気持ちが一気に高まった。

2台のライカを駆使して、景色を切り取るも、
時間が気になってなかなか集中できないのが悔しい。

早足でカレル橋を往復し、触ると幸運が訪れるという、
聖ヤン・ネポムツキー像の台座にもしっかりと願をかけてきた。
その先にプラハ城が見えたが、
この旅の最後にもう一度プラハを訪れるので、そのときのお楽しみ。

 

誤算と焦り

残り時間はあとわずか。
ハヴェルスカ市場を覗き、
ついついマリオネットを2体購入。
最後に買えばよかったかな?と思いつつも、
こういうものは一期一会ななので仕方ない。

あっと言う間に2時間が過ぎてしまい、空港へ戻る時間に。
ここで1つ誤算が…。
全くと言っていいほど、タクシーが見当たらない!
これはヤバイ。
飛行機に間に合わなかったらこの後の予定がすべて崩れてしまう。
青ざめながら街を彷徨い、
たまたま目に飛び込んできたホテルのフロントに助けを求めた。

タクシーなのかよくわからないが、
キレイなベンツで空港まで送ってもらえることになった。

OK792
プラハ(12:00)→ブダペスト(13:25)

小さなプロペラ機に乗り込み、
次なる国、ハンガリーへと向かった。

 

旅のカケラ/slideshow

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