ナツタビ’14 (ボルネオ編) #09 魔法のコトバ

登った山は下らなければならない。
あたりまえ。
山頂で御来光を拝み、
余韻に浸りながら帰路に向かう。

 

高度4000mからの帰還

急いで下山して、サンダガン行きのバスに乗らなければならない。
1日半かけて登った山を、6時間で下りられるだろうか。
しかも満身創痍で、もう自分の足じゃないくらいに自由が効かない。
時計を気にしながら、最後の力を振り絞った。

そして雨…。

晴れ男パワーもここまでか…。
熱帯雨林を潤す雨は、最後の試練をくれる。

14時、9km走破!

ところがまだ試練は続く。
登山口からバス乗り場まで移動しなければならないが、
他のパーティが揃うまで迎えは来ないという。
せっかく急いだのに意味ないじゃん…!

 

タイムアップ

タクシーを呼んでくれ、
とせがむも顔をしかめるガイド。
実はこのガイド、今回がデビュー戦で、
英語もほとんど出来ない。
これはらちがあかん、
と自ら乗せてくれる車を探すことに。

15時、なんとかバス停(?)に到着。
予約してあったバスはすでに出発してしまったので
別のバスを捕まえるしかない。

バス停と言っても幹線道路で、
ここをサンダカン行きのバスが通るから
手を振って停めろとのこと。
さすが海外、今日もアバウトだ。

不安と闘いながら1時間。
何台もバスを停めたが行き先が違い、
失敗したかなぁと思った矢先、
近くにいた人がバスを停めてくれた。
サンダカン行き、そう書いてある!

バスに揺られて5時間、
港町サンダカンに着いた。

例の宿の人が今日泊まる宿も予約しておいてくれたし、
明日はナサリスという人が宿まで迎えに来てくれるらしい。
日本並みに完璧な仕事ぶりだよ♬

ねっとりと蒸し暑い夜。
ハーバーサイドで遅い夕食をとり、
近くに見つけたスパで
リフレッシュしてから眠りについた。

旅の終わりはもうすぐそこまで来ている。

 

旅のカケラ/slideshow

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