アキタビ’10(フィリピン編)#7 Another Mind

そろそろこのフィリピン旅も終わりを迎える。
刺激的な日々が過ごせてとても満足度が高い。

 

コレヒドール島

さて今日はここマニラから
船で「コレヒドール島」に向かう。
マニラ湾に浮かぶ小さな島で、
フィリピンがスペイン統治下にあった時代から
戦略上の要衝であった。

昨日、サン・クルーズ社のオフィスを訪ね、
ツアーのチケットを購入しておいた。
往復フェリー代、島内ガイド代、昼食代
がすべて込みで約5000円だった。

午前8時と受付時間は早かったが、
まだ暑さもそれほど厳しくなく、
海も穏やかで気持ちが良かった。

フェリーは割と大きく、中には売店もあった。
空調がかなり効いていて、寒いくらい。

 

史跡を巡る

コレヒドール島に到着し、
ここからはバスに乗り換えて
島内の史跡を巡ることになる。

19世紀末にアメリカとスペインの間で起きた
米西戦争の勝者となった米国により接収され、
マニラ防衛のための軍用基地になった。
巨大な砲台が島のあちこちに残っているが、
太平洋戦争によってはげしくダメージを受けている。
もう100年近く前の話とは思えないほど
戦争の名残は生々しかった。

太平洋戦争が勃発し、1942年に日本軍が上陸。
そして島を占領した
そのためアメリカ軍の建造物は日本軍に接収されたが、
占領後に十分に補給が取れず、
食糧難や病気に日本軍は苦しめられたらしい。

 

夏の香り、戦の名残

英語のツアーだったので
詳しいことまではわからなかったが
戦争のことなどつゆ知らず、
長閑で、生命力にあふれた島を感じられ、
とても優しい時間を過ごせた気がする。

ビュッフェでたらふく食べ、
午後は自由時間だったので海辺を散歩して
帰りのフェリーを待った。

そしてこの日の夜、
ちょっとした事件が動き始める…。

 

旅のカケラ/slideshow

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