新しい名前と赤い紐

スリナガルからバスを乗り継いで
ダラムサラへ戻ってきた。
インドで一番落ち着く場所かも知れない。

 

チベタンネームがほしい

ここに戻って来た理由がある。
それは「チベタンネーム」をつけてもらうため。
ラダックで知り合った「かん」の情報によると、
ダライラマ法主公邸の隣にあるチベット寺院に行けば、
高僧が名前をつけてくれるというもの。
早速、寺院を目指した。

お気に入りのポンチョを被り、
左肩には「FREE TIBET」の缶バッチが光る。
首にはチベットのネックレスと、なぜかヤクの鈴。
日本じゃ浮いちゃう格好だけど、
ラダックやここダラムシャラではウケがいい。
特に「FREE TIBET」は絶大だ。

 

テン・ジン・レグフェト

セキュリティチェックを通過し、
階段を上った先にあるオフィス(社務所)に向かった。
眼鏡をかけたおじいちゃん僧が応対してくれて、
「チベタンネーム」と、ひと言告げると、
ひょいとチベット文字が書かれたカードを取り出し、
その中から1枚を選んで、赤い紐と一緒に手渡してくれた。

チベタンネームは「テン・ジン・レグフェト」になった。

意味はよくわからないが、なんだか嬉しい。
一緒にもらった赤い紐は三重にして左手に巻いた。

 

本当のインド

宿への帰り道に、
「FREE TIBET」とプリントされた
薄いピンクのTシャツを1枚購入して
これでチベットの旅はひとまず完結。

ここからは本当のインドを味わうべく、
明日、デリーへと向かう。
ジャイプール、アグラ、カジュラホ、ヴァラナシ、
ブッダガヤ、コルカタ…。

暑いだろうなぁ、人が面倒なんだろうなぁ、、、、
本気のインドがいよいよ牙を剥くか???

 

旅のカケラ/slideshow

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