コップ DE パスタ

トルコは物価が高い、何度口にしただろうこのセリフ。
(こんなんじゃ絶対ヨーロッパ行けないよ…)
大きなパンを買い、バターを塗って水で流し込んでいたが
もう飽きてしまった。

このままじゃマズイ…。

 

パスタがある!

インドでもそうだったが、食が楽しくないと
その国の印象がどんどん悪くなる。
人は食べ物によって荒むことを知った。
いつもなら袋麺を買って食べていたが、
トルコにはそんな文化はないようだ。

代替品となる食材はないものだろうか?
腕組みをしながらスーパーをウロついていると
あるモノが目に飛び込んできた。
ピンとキタさ、早速お買い上げ。
それはパスタ。

マカロニみたいなショートパスタで
500g入って1.2リラ(約120円)だった。
鍋はない。キッチンもない。
でも問題ない。

 

まるでキャンプ生活

 

宿に帰ると早速
携帯型の湯沸しヒーターをザックから取り出し、
アルミのコップに水を注いだ。
待つこと3分、ぐつぐつと沸騰しはじめた。
そこに先ほどのパスタを投入!
あとは10分ほど湯加減を見ればよい。

アルデンテ!
驚くほどう上手くいった。

次は味付けだ。
携帯している調味料は、
醤油、塩コショウ、ふりかけ、ケチャップ。
どれもパスタに合いそうだ(笑

 

食べてみよう

まずは塩コショウとふりかけで実食。
ふりかけは“たらこ”だもの、間違いないでしょ♪

う、旨い!
昨日の夕食で食べた
10リラ(約1000円)のパスタより!

じゃ、これならどうだ。
2杯目は、醤油と青じそふりかけでロックオン。
ぶ、ブラボー!
昨日の夕食で遣った10リラが悔しいぜ!

じゃじゃ、じゃあこれは。
勢いに乗って3杯目は
醤油と焼さけふりかけに、ケチャップをイン。
ふぁ、ファンタスティック!
ちょっとエキセントリックな味だけどね!

お腹いっぱい、
明日の希望も膨らんだ。
これでやれる!トルコの物価も恐くない!

ちょっとこれ食べてみ?
相方ヒロに差し出してみた。
う、旨い♪
だ、だろ☆

(注)
「コップ DE パスタ」の旨さを理解するには
日本を離れて半年以上の時間が必要です。
あしからず。

 

旅のカケラ/slideshow

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