変わり種のこけしで、
系統は遠刈田系に属するらしい。
こちらは「第9回 東北こけし展」にて入手した
前田良二工人のこけし。
約300年の歴史を持つ
江戸独楽(えどごま)を手がけている工人で、
日本に数人しかいないという。
ちなみに江戸独楽は、
江戸時代に曲芸で使われたコマがルーツ。
師匠の広井道顕工人は、
江戸独楽や精巧な玩具を作る技術を持っていた人物で、
昭和30年頃から我妻吉助工人に
こけしを習いはじめたそう。
前田工人もやがて、
我妻工人の遠刈田の型の継承した。
あまりこけしを作らないらしいので、
レアな作品だと思う。
とても丁寧で、精巧なこけしで、
伝統に忠実な作品だ。
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