山形系こけし(長谷川正司工人)

前日に電話でアポをとり、
自宅でこけしを見せてもらう約束をしていたため、
米沢市内にある長谷川正司工人の自宅に伺った。

リビングに招かれ、
棚にあるたくさんのこけしに目を奪われた。
我が家には1体しかいない山形系こけし。
店頭やイベントでも
なかなかお目にかかれていないので、とても興奮した。

 

「たくさん買っていって」

 

そう言われ、よくよく吟味して3体を選んだ。
もう1体、候補にしていたこけしを棚に戻そうとすると、
「はるばる来てくれたからサービス」と、おまけしてくれた。
計4体、一気に山形系こけしが増えた。

 

天江吉太郎型

長谷川工人は各種の天江吉太郎型を作っているが、
中でも鳴子のコンクールで福島県知事賞を受賞した
同型こけしは最後の1体だった。
他にもたくさん同じものがあったが、
首の部分が抜け首のようになっていて
原作を見事に再現しているそうだ。

胴はやや太目で裾部が窄んでいて、
胴模様の梅花は、原作は3個であるが、
本作では4個になっている。

 

赤い髪飾りが特徴的

他の3体の表情は似ていたが、
胴の形が様々で、材質も異なっていた。
作並系をベースにしていることから
スレンダーで、赤い髪飾りが特徴的だった。

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