思えば“旅カメラ”として、2年ほど活躍をしてくれた「SONY α7II」。
フルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼カメラで、
レンズはLEICAのSUMMICRON-M(50mm F/2)を装備し、
その基本性能の高さは非常に重宝した。
軽いし、レスポンスがいいし、フォルムもカッコいい!
ところが、LEICA MやLEICA Qを所有したことで
めっきり出番が減り、売ってしまおうかとも考えていた。
現在、SUMMICRON-MはLEICA Mに装着しているので
EFレンズで我慢してもらっていたのだが、
急にカールツァイスのレンズをつけて
撮影をしてみたい衝動に駆り立てられた。
なんで急にそんな気持ちになったかというと、
昔(20年くらい前)、コンタックスT2が欲しくてたまらない時期があり、
その作画集を眺めては、いいなぁ…と憧れていた。
ふと、そんな記憶がよみがえってきたからだ。
↑コンタックスT2
α7IIにはやっぱり単焦点がいいよね。
50mmが理想だけど、LEICA Mとカニバるので
「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA」を選んでみた。
高画質高精細と小型軽量を両立させた1本だが、
少々評価が分かれるレンズでもある。
F2.8という中途半端な明るさと、
寄れない(たしか最短焦点距離は35㎝)ことがネック。
でも、ツァイスらしい高コントラストは抜群で、
キレの良い写真が撮影できる。
色乗りも抜群で、シャープに被写体を切り取り、
立体的な映りを実現してくれる。
フルサイズというフォーマットの大きさも手伝って
ボケ味も十分に楽しめるレンズだ。
デジカメってボディの性能に目を奪われがちだけど、
レンズ次第で大きく覚醒するので、
名刀・政宗を装備したようなα7IIのこれからに注目したい。
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