小さなアキタビ ’20 北海道編④

森の中で迎えた優しい朝。
景色はすっかり秋だ。
朝食を食べていると
窓の外にエゾリスが2匹、遊びに来ていた。
昨日は海の朝、今日は森の朝、
北海道を満喫している。

 

幸福駅

朝食を終えるとすぐ近くにある
「幸福駅」に立ち寄った。
70年代にテレビ番組で紹介されたのをきっかけに、
愛国駅から幸福駅行きの切符が一大ブームとなった。
1987年に廃線となった後も、
観光地として今も変わらず親しまれている。

さて、今日はここから美瑛に向かい、
そして札幌をゴールに設定している。
2日で1000km近く走ったので、
今日の300kmはずいぶん短く感じる。

 

白金青い池

美瑛町に入ると、
パッチワーク状の畑が美しく、
たくさんの丘を越えながら走った。
目的地は「白金青い池」。

 

 

ここも様変わりをしていた。
以前は駐車場がなく、森の入り口に車を停めて
そこから林道を歩いて向かったが、
今では案内標識があり、
そして立派な有料駐車場や土産店ができていた。
すっかり観光地に姿を変えていた。

水面が青く見える不思議な池。
Macの壁紙に採用されたことで有名になった池で、
十勝岳の防災工事の際に堰堤にたまった水が
不思議なほど青い色をたたえている。
絵具のような青い水面に立ち枯れのカラマツが
なんとも神秘的な景色を作り出している。

 

チーズフォンデュ

美瑛でもう1ヶ所行きたい場所があった。
美しい丘の町に佇むベーカリーカフェ「あるうのぱいん」。
ここで少し遅めのランチをしようと訪れたが
さすがの人気店。1時間ほど待つことになった。

周りは見渡す限りパッチワークの丘。
こんな景色の中なら待つ時間も別に悪くない。

濃厚なチーズと、天然酵母のパン。
「チーズフォンデュセット」(1500円)は、
これぞ北海道というご馳走だった。

食後は一路札幌に向けて
この旅のラストラン。
この雄大な景色ともそろそろお別れの時間。

19時に札幌のホテルに着き、
チェックインを済ました後
札幌の街へ出かけた。
街のネオンが旅の終わりを祝福しているようだった。

■プレミアホテル-TSUBAKI-札幌

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です