午前7時、予定よりも早く出発。
散歩をさせようと思ったがあいくに小雨だったので
車を走らせた。今日は宮城を抜けて岩手を目指す。
遠刈田系こけしと森のめぐみ
1時間ほど山道を走ると、雲を抜けたのか晴れ間が広がった。
ちょうど展望台のような場所を見つけたので
ここで朝の散歩をさせることにする。
風は冷たくて強い。
フェンスの近くまでいくと眼下に小さく街が見え、
とても見晴らしがいい。
大きく伸びをして、朝の空気を思い切り吸い込んだ。
さらに2時間ほど細い山道を走り、
最初の目的地である「みやぎ蔵王こけし館」に辿りついた。
道中の景色は、日本昔ばなしに出てくるような
素朴な里山で、この風景がたまらなく癒される。
こけしを2体購入し、しばらく山の中を散歩した。
ところどころにキノコが生えていて、
ワンたちは興味津々。
クンクンと匂いを嗅いで、食べられるかな?
と、様子をうかがっていた。
朝食を食べていなかったので早めにランチをすることに。
事前に調べておいた「ぶなの森」という
イタリアンレストランに足を運んだ。
ここはペット可なのでありがたい。
15分ほどで、アツアツのピッツァが運ばれてきた。
チーズが大好きなワンたちの目が輝く。
残念ながらあげられないので、生地の端っこを少しだけ与えた。
キノコがたっぷりで、チーズもよく伸びて美味しい。
休日のためか、ランチメニューはなかったのは残念。
ささっと食事を済ませ、再びハンドルを握る。
今日はこのあと岩手の八幡平まで移動するので
まだ200キロ以上走らなければならない。
もりおかこけしとの出会い
4時間ほど走っただろうか。
ようやく2番目の目的地である「五葉社」に到着した。
事前に電話をしておいてよかった。
店舗だと思っていたら実はこけしの工房で、
チャイムを鳴らし、名前を告げると
工房に招き入れてくれた。
ちょうど絵付け作業をしていたようで
作りたてのこけしがズラリと並んでいた。
このゴチャっとした感じがとても好きだ。
いろいろ話をしているうちに気が付いたのだが、
実は以前購入したこけし(田山和泉工人)のお父さんだった。
まだ作りかけだった永吉型こけしが気に入り、
「もう塗料が渇いたと思うし好きなのを選んでいいよ」と言ってくれた。
やさしい表情のこけしをじっくりと吟味した。
そもそも、永吉型こけしは依頼を受けての
製作スタートだったらしい。
素朴で単純な模様ながらなかなかに難しいとか。
店頭には並ばないこけしらしく、
今回入手できたのはとてもラッキーだ。
岩手の土産店でよく目にする「チャグチャグ馬コ」も
たくさん並んでいて、聞いてみるとこの工房が発祥だった。
昔、お土産で買ったなぁ。
ペンション アーラ・ワッカ
50キロほど走ってようやく今夜の宿についた。
ここは八幡平で、もう少し北上すると青森県だ。
今夜もスキー場のすぐ近くで、
ペンションが連なる開けた場所だった。
丘に建つ洋館で、すごく雰囲気のいいペンション!
夕食ギリギリに到着したので急いで支度をし、
食堂に向かった。
たしか1泊2食付きで1名あたり9000円だったが、
フレンチレストランで出てくるような豪華なフルコースがついていた。
料理が1皿ずつ提供されるたびに驚きの声が出る。
見た目の美しいが、なにより美味しい!
最後のデザートまで存分に堪能し、しっかりとカメラに収めた。
(これは再訪決定だな)
部屋もキレイで、あたたかな雰囲気。
ワンたちもいたく気に入ったようで、
すっかりと寛いでいる。
ここまで500キロ以上北上してきたが、
明日はさらに大移動が待っている。
ワンたちとのドライブは制限が多くて大変だけど、
どれだけ走っても楽しいので不思議だ。
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