八ヶ岳に行った! DAY2

今日は天気が崩れるという予報だったが
雲一つない快晴だ。
澄んだ高原の空気、なんて気持ちのいい朝だろう。

朝食前に散歩に出かけ、
落ち葉を踏みながら更け行く秋を感じた。

 

清里へ

朝食後、20kmほど車を走らせ清里へ向かった。
山の稜線が美しく、木々の間からこぼれる
太陽の日差しがキラキラと眩しい。
見晴らしの場所で車を停め、
八ヶ岳の山頂をカメラに収めた。

清里の駅を少し過ぎたところに
「萌木の村」という集落がある。
ここはガーデンデザイナーのポール・スミザーがデザインした庭園で、
冬木立や山野草のガーデン、
そしてカフェや雑貨店が点在している。
まるで北欧にいるかのように心地よく、
ワンたちも楽し気に歩き回ってくれた。

 

メリーゴーラウンド

休憩で立ち寄ったのが
「メリーゴーラウンドカフェ」。
森の中に佇むメリーゴーラウンドが印象的で、
日本で唯一のカフェを併設したメリーゴーラウンドだとか。

東京ディズニーランドで使われているものと同じ、
アメリカのチャンス社製のメリーゴーラウンドだそうで、
1993年にここにやってきた。
現役なのでもちろん乗ることができる。

 

小諸のそば

4時間ほど、滞在して萌木の村を後にした。
ここから自宅までは200kmほどあるが、
のんびりと一般道で帰ることに。
どうせなら行きと違うルートがいいので
長野と群馬を抜けるルートにした。

 

2時間ほど走ると長野県の小諸に入った。
お腹っも空いたし美味しい信州そばを食べようと
人気の高い蕎麦屋を探してみる。

見つけたのは「そば蔵 丁子庵」。
北国街道にある信州そばの名店で、
創業1808年という歴史ある店だった。
店舗は総欅造りの黒い漆喰で仕上げられた土蔵で、
その歴史の重みをずっしりと感じる雰囲気だ。

 

辛味大根おろしそば

15時近くに到着したが、それでも行列ができていて
30分以上待つことになった。

高峰高原で自家栽培した地粉を使い、
春は山菜、秋はきのこなど地元で採れる食材を使った
メニューが楽しめるそうだ。
「辛味大根おろしそば」と、「野沢菜おやき」を注文。

信州そばらしい、冷水でよく〆られたツルツルのそば。
ほんのりと甘味があり、のどごしが抜群に良い。
行列に並んだ分、有難みもひとしお。
しっかりと噛みしめて、美味しさを堪能した。

 

深谷の不思議なカフェ

あとは帰るだけ。
ワンたちもぐっすり眠っている。
小諸から軽井沢を抜け、群馬の富岡に入った。
そこから埼玉の深谷に着いたのは20時。
外は真っ暗で、少しお腹が減ってきた。

まだ70kmほど残っているので
帰宅すると23時頃になりそうだ。
「UEKIYA CAFE272」という雰囲気の良いカフェを見つけたので
ここで夕食を摂ることに。

真っ暗な敷地内に、ぼんやりと建物の灯りが見えた。
中庭を抜け、扉を開ける。
「まだ営業してます?」
そう尋ねると、外国人の店員(オーナー?)は
店内に案内してくれた。

店内に客はいなかった。
ネットに美味しいと書いてあった
「キーマカレー」が気になり、
きっとこのネパール人らしきシェフが作るのだから
間違いはないだろうと注文した。

店内を見渡すと、とても素敵な空間で、
天井には立派な梁、大きな窓もあって開放的だ。
きっと昼間なら美しい庭園が眺められるのだろう。

長距離を走ってきた疲れと、
畑の真ん中に突如現れた不思議な空間に、
夢か現実かよくわからない気分だった。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です