フユタビ ’15(コーカサス編) ♯01 fantasy

今年のフユタビは少し不安だ。
というのも情報が少なく、
英語が通じない旧ソ連の国々を巡るためで、
ビザを取るもの大変だった。

 

アエロフロート

13:10 成田→17:45 モスクワ(ロシア)

初めて乗るアエロフロートは思った以上に快適だった。
15時と23時の2回、機内食が出たがどちらも美味しかったし、
途中、アイスクリームも運ばれてきた。
ジュラシックワールドを観て、本を読んで、
少しまどろむとあっと言う間の10時間。
モスクワに着陸した。

ここからが大変だった…。

やたら広い空港を走る走る!
トランジットの6時間を利用して
赤の広場まで行きたかったからだ。

到着は30分以上遅れ、入国審査がもたもたで
これまた30分以上ロス。
乗り継ぎなのに荷物をピックアップしなきゃいけないし、
半泣きで約2キロ先の「ターミナルF」へ走った。

次のフライトのための
チェックインをしようとカウンターに行ったが
「まだ早い!」と受け付けてもらえない。
半券を見せればアーリーチェックインができると
成田空港で言われたのに。

もういい!!!

結局大きな荷物を持ったまま
赤の広場を目指すことにした。

 

真冬のファンタジー

残り4時間のタイムアタック開始!
ATMでルーブルを引き出し、
アエロエクスプレスのチケットを買って
電車に飛び乗った。 そして40分後、
ベラルーシという終着駅に着いた。

さてと、お次はメトロに乗り換え。
長い長いエスカレーターを下ると
まるで博物館のような、
大手町並みに広い駅構内。

全然、英語表記がないし、これまた半泣き。
でもロシアの人たちは優しかった!
英語は通じないけど、みんな親切にしてくれる。
路線図とにらめっこしてると、肩をたたかれ、
一緒に乗り換えを手伝ってくれた。

赤の広場はクリスマスだった☆

煌びやかなイルミネーションと、
楽しげなクリスマスソング。
真冬のファンタジー!
まるで絵本の世界に迷い込んだようで
気分がふわふわとして心地良かった。

すげぇ、すげぇ、すげぇぇえ!!

これを見てみたかった!
タマネギのようなメルヘンな建物、
ポクロフスキー聖堂に駆け寄った。
白い息を吐きながら
マイナス5℃の気温も気にならないくらい
夢中で写真を撮った。

初めて目にするクリスマスマーケットを覗き、
旅のはじまりと、年の瀬のなんとも言えない
独特の雰囲気を楽しんだ。

なんて贅沢なトランジットなんだろう。
ロシアのビザを取っておいて本当によかった。

 

マトリョーシカとボルシチ

何度も時計を気にしながら、
ギリギリまでモスクワの夜を満喫した。

思った以上に物価が安く、
お目当のマトリョーシカも数セット買えたし、
スタバのマトリョーシカタンブラーも買えた。
まだまだこの夢の時間を楽しんでいたかったが、
飛行機の時間が迫ってきているので
急いで空港に戻ろう。

まだ少しお金が余っていたので
空港のレストランでボルシチを食べながら、
搭乗の時間を待った。
日本時間ではもう午前5時。
さすがに眠いや…。

もうひとフライトこなして、
コーカサスのタビをはじめるとしよう。

 

旅のカケラ/slideshow

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