実はこんな些細なことが幸せなのだ

旅をしていて感動することといえば
例えばこんなことだ。

おっ、ホットシャワーが出る!
えぇっ、エアコンが付いている!
よし、今日も予算内で納まった!

そして今日は、
うぉぉぉ~ネットが早い!
という感動に出会った。たまらなく嬉しい。
絶景や美味もいいが、実はこんな些細なことが幸せなのだ。

 

ラワールピンディ

さて、ペシャワールからラワールピンディという都市へ
移動してきたが、嫌なことが2つあった。
1つは、暑い、暑い、暑い…。
噂には聞いていたが久々の40度、さすがに堪える。
もう1つは治安が悪い。

旅慣れたせいか、殺気のようなギラギラした緊迫感を
察知できるようになりつつある。
そしてこの街は、今までとは違う嫌な空気が漂っていた。
ビザの残り日数は今日を入れてあと3日、
そして手持ちのルピーは2300(約4200円)。
どちらも計算どおりだが、一気にインドを目指したくなった。

ここラワール・ピンディーは交通の要衝として栄えた街。
地元の人々から「ピンディー」と呼ばれ、
昔ながらの雰囲気を残すバザールや街並みも残っている。

首都がイスラマバードに移されるまでは
暫定的な首都でもあった。
残念ながらあまり魅力的な街にも見えず、

「先に行け!」、直感がそう囁いている気がした。

 

贅沢過ぎる!

だから、今日ここで1泊だけして
明日は一気にインドを目指すにした。
そうと決まれば、残りのパキスタンルピーを使い切りたい!
こりゃ、贅沢ができるというものだ。

大きなチキンが入ったカレーを食べ、コーラを飲み、
バナナをひと房買った。
おまけにネットカフェに2時間も滞在し、
ホテルはなんとシングルを借りてやった。
どーだ、これで470ルピー!贅沢過ぎるぜ!

なんて大きな気になっていたが、
計算してみれば800円にも満たない金額だった。
長い貧困生活がたたって、
財布の紐も金銭感覚もガチガチである。とほほ。

 

再会は近い

そういえば相方のヒロ(はぐれてもうすぐ1ヶ月)も
まもなく国境を越える。
彼は今キルギスにいて、そこからカザフスタンに入り
飛行機でインドのデリーを目指す。
インドのアムリトサルの黄金寺院が再会の場所だ。
離れていても同じタイミングで国境を越えるなんて
ちょっと出来すぎな展開??

とはいえ、これまでの彼を振り返ってみると、
中国で国境を閉鎖され、
キルギスではビザ待ちでまさかの20日沈没…。
きっともうひと波乱起すのだろうなw
旅はトラブルがあるほど面白いし、
まぁ幸運を祈りたい。

 

旅のカケラ/slideshow

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