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絶え間なくつづく波の音が耳に届き、
ムルンダヴァで迎えた3度目の朝。
空は快晴、今日も暑くなりそうだ。

 

潮風が気持ちいい

起きがけにシャワーを浴び、
洗濯物を干して、マンゴーを1つかじる。
潮風が気持ちいい。
テラスで目を細めながら、
遠くに浮かぶ帆舟を眺めた。

まずはネットカフェに行き、
たまった日記を更新する。
日本とは違い、びっくりするほど速度は遅く、
アフリカではダイアルアップも珍しくない。
料金は1分100アリアリー(約6円)、
1時間でレストランでの食事代に、
2時間ならホテルに1泊できる金額。
だから砂時計が気になって、気になって…。
1つのミスも許さない心持で画面と向き合った。

「6400アリアリーです」
約400円を支払いネットカフェを後にする。
ちなみに400円といえば、
現地の人々の1日分の収入とほぼ同じである。

 

暮らすように旅する

さて、ブランチがてら市場へ。
大皿料理を指差し、
カレー風味のマカロニと、
挽き肉が混ざったパスタを注文。
そして、バケツから直接グラスですくう
薄いレモンジュースを飲む。
おかわりはお気に入りのスープ麺。
アツアツのスープも全部飲み干して
はい、ごちそうさま!

でも、まだ物足りないな…。
最近は美味しいものばかり口にしているため
食欲が旺盛で困る。
隣のテーブルでフランスパンを購入し、
ナイフで切れ目を入れて
サラダとマカロニを詰めてもらった。
これだけ食べて2300アリアリー(約130円)。
笑顔でおばちゃんに手を振った。

 

夏休みの1ページ

昼前に宿に着き、荷物をベッドに投げると
あとは海。
着の身着のまま飛び込み、
波をジャンプで越えながら沖を目指す。
遠浅なので、いつまでも足が着く。

よたよたと浜辺に向かって歩くと、
服が身体にまとわりつき、水滴がしたたり落ちた。
今度は漂流者のように波打ち際に寝転び、
寄せては返す波に身体を遊ばせた。

目の前を小さなカニが通り過ぎる―。
空を見上げると力強い太陽が睨んでいる。
日本はもう師走なのに、終わらない夏がつづく。
変な1年だよ、まったく…(笑

服を干し、シャワーを浴びた。ベッドに寝転び、
パソコンから静かに音楽を流して
遠浅の眠りを彷徨った。
空がうっすらと色づいた頃、
眠りの海から戻ってきた。

 

光の中で

砂でザラついたベッドから起き上がり、
テラスに出る。
ムルンダヴァで見る最後の夕日を待ちながら
風に心を泳がせた。

昨日と今日、
その違いをいくつ見つけられるだろう。
同じ景色の中で、同じスピードの時間を過ごした。
そして、カレンダーも旅も、
また1歩終わりに近づいた。

 

最後の夕日を眺めながら、
今日も感傷的な気持ちに浸る。
潮が満ち引きするように、
心だって変化を繰り返すのだろう。
落ちれば上がるし、上がれば落ちる。
そんな繰り返し。
そして、明日へとつづいてく。

To be Continue
明日は違う町を目指そう―。

 

旅のカケラ/slideshow

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