5時半、旅先の朝は早い。
窓の外はまだ薄暗く、
しとしとと雨が降っていた。
ここシーギリアは、
とにかく雨が多い。
雨のシーギリア・ロック
お世辞にも美味しいとは言えない
朝食をつまみ、
深いジャングルにそびえたつ
シーギリア・ロックに向かった。
ホテルから徒歩で15分、すごい場所に泊まっていたもんだ。
父親を殺害した狂気の王カーシャパが弟の報復を襲れ、
岩の頂上に宮殿を建設。
11年後、弟のモッガラーナが大軍を率いてシーギリヤロックに侵攻。
カーシャパは自害の道を選んだという。
たった10年ほどでこの宮殿は幕を閉じ、
その後歴史から忘れ去られ、1400年の時間が過ぎた。
エアーズロックのような、
いや、もっと垂直に切り立った巨岩。
かつてその頂には空中宮殿が築かれた。
35ドルと、ペトラやマチュピチュに負けない
強気の入場料だったが、
遺跡好きとしては外せない世界遺産だ。
霧の山頂へ
途中何度も雨に降られ、
カメラを気遣いながら頂を目指す。
階段は洪水のように水が滴っていた。
深いジャングルは雨がよく似合い、
霧が神秘的で良かった。
かつて訪れた、
マチュピチュやティカル遺跡に
雰囲気が似ていて懐かしさを覚えた。
そして頂。
ここからの景色は、真っ白。
でも、とても静かで、
遠い異国を旅してることを
しみじみと実感させてくれた。
霧の中を抜ける風が心地よかった。
ダンブッラ石窟寺院
つづいて車でダンブッラに移動。
世界遺産のダンブッラ石窟寺院を訪れた。
シーギリア・ロックでやり切った感があったので、
だいぶ気が抜けていたけど、
巨岩洞窟の中の仏像や壁画は、
見応えがあった。
ただ、雨の中を裸足で
歩かなくてはならないのが、
少しおっくうだった、、、。
雨に打たれたせいか、
熱っぽくて身体が怠い。
時計はまだ午後1時。
午後は、スリランカで楽しみにしていた、
アーユルヴェーダで
しっかりと癒されるとしよう。
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