ナツタビ ’16(オーストラリア編) ♯3 虹

けたたましく、いつものアラームが鳴る。
あれ、ここはどこだっけ?

ひどく疲れていたからか、
仕事の夢を見ていたからか、
旅先だと気づくのに時間がかかった。

 

メルボルンの朝

ここはオーストラリアのメルボルン。
ロンドンのような、パリのような、
古き良き雰囲気があるこの街は、
トラムが街を走り、公園や街路樹の緑が美しい。

お洒落なカフェが点在し、
教会が街のシンボルとして建っている。

いまは冬。
風は冷たいが、澄んだ空気が心地いい。

朝8時、
まずはクイーンビクトリアマーケットに行った。
異国の朝は市場ではじめたい。

色とりどりのフルーツや見たことのない野菜、
そして人々の活気。
うーん、異国に来た!って感じ。

 

死ぬまでに行きたい図書館

ここで朝食を済ませ、
続いて向かったのは図書館。

ビクトリア州立図書館。
「死ぬまでに行きたい世界の図書館15」
に選ばれた場所で、
まるでハリーポッターに登場しそうな
美しいデザインに驚かされる。

旅先で図書館に行ったのは初めてだった。
なるべく静かに、ワクワクしながらシャッターを切った。

さらにトラムに乗り
セントパトリックス大聖堂へ。

 

80年以上かけて完成したという、
ネオゴシック様式の大聖堂。
この神聖な雰囲気に心が安らぐ。
静かに流れる賛美歌にコツ、コツ、と靴音を重ねた。

 

日常というドラマ

小さなカフェでランチを摂り、
のんびりと街を散策する。
何度も道に迷っては、
みな親切に行き方を教えてくれた。
たくさんの優しさに触れ、
今日も生かされてるなぁ、と気づかされる。

旅は日常が冒険であり、ドラマである。
だから人生が濃くなっているような気がして
時間を大切にしたいと思えてくる。

本日の締めくくりは
ユーレカスカイデッキ88。
地上250メートル、
88階から見下ろす夜景は圧巻だった。

明日はどこにいこうか?

初めてのオセアニアは緊張感がなく、
ふんわりした気分のまま
ノープランな旅がつづきそうだ。

 

旅のカケラ/slideshow

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