ナツタビ’13(モンゴル編)#12 Everything

まもなく夏旅が終わる。

少し切なく、でも早く日本に帰りたくもある。
もう長旅はできなくなってしまったのだろうか?

 

ラストデー

この旅、ずっとドミトリーだったので、
最終日くらいと奮発し、3つ星ホテルに移った。
昨日まで1泊6ドルだった宿泊費が、

一気に10倍に跳ね上がったが、快適さは100倍になった。
エアコンがある!お湯がたっぷり出る!
そして何よりプライベートな空間がある!!
荷物を置き、この旅の締めくくりに出かけた。

まず訪ねたのがガンダン寺。
ウランバートル最大のチベット仏教寺院で、高さ25mの観音像は見応えがある。
一枚、また一枚とシャッターを切ると、
これが旅のカウントダウンに思えてくる。

寺からの帰り道、
ハラホリンで一緒になったベルギー人に再会した。
バックパッカーの旅はこうして出会いを何度も繰り返すから不思議だ。

 

日常を疑似体験

適当にバスに乗り、今度は「メルクーリ・ザハ」という
市場に向かう。
野菜、肉、スパイスなどを扱っていて、実にカラフル。
町歩きの楽しみの1つにこの市場めぐりがある。

土産店やスーパーでしっかり買い物をし、
すっかり顔なじみになった食堂で、モンゴル料理を堪能し、
路上で靴も磨いてもらった。

風が冷たくなってきた午後6時。
スフバートル広場のベンチに腰掛け、ぼんやりと行き交う人を眺める。

「やりきったなぁ」

安堵のため息をひとつ、そして大きく伸びを打った。
さて、快適な部屋に戻って荷物を詰めようか。

 

旅のカケラ/slideshow

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