カフェ シエスタ(逗子市/神奈川)

本日2軒目に目指すのは「カフェ シエスタ」。
地図アプリで調べて見ると徒歩で1時間ほどかかるようだ。

 

尾道のような丘と路地のまち

海岸線をしばらく歩くとトンネルが現れ、
ここから先の歩道はなかった。
仕方ないので山越えルートを選択。
地図アプリはほとんど機能せず、
方向だけを確かめながら細い路地を歩いた。

まるで尾道のような風景。
車が通れない細い路地や階段が入り組み、
本当にこんなところにカフェがあるのか心配になってきた。

階段をひたすら上り、
振り返ると民家の屋根や海、小坪漁港が眼下に広がる。
頂上らしきカーブを曲がったところに
シエスタの看板を見つけた。

 

お、お邪魔します…

完全な民家。
引戸の玄関をそっと開けて、
ごめんくださ〜い、と恐る恐る中に入ると、
リビングにソファが並べられ、
みな無言で食事をしていた。
なんてシュールなカフェなのだろうw

幸い最後のひと席に座り、
「グラタン」(800円)と、「アイスティー」(350円)を注文した。
しばらく時間がかかるというので、
iPadで野球を観ながら、窓からの心地いい風に吹かれた。

庭先のテラス席は1つしかなく、すでに先客がいた。
眺めがよく、特等席だな、とちょっと羨ましかった。
逗子マリーナから水平線の向こうには伊豆半島が広がっている。

グラタンはとても美味しく、
アイスティーも1時間歩いた疲れを癒してくれた。
時折、壁掛け時計がボーンと鳴って、
時間がゆっくりと流れていることに気づく。

リビングに集まった知らない人たちとの静かな時間。
いったいここはどこだろう?と不思議な気持ちになった。

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