フェリーに乗って、隠岐に行った! その2

 

ちくわ、フェリーに乗る。
風に吹かれて、気持ちよさそうだ。

昨日は24時間近いドライブと、
急遽、ペットホテルに預けられることになり、
さんざんな1日だったことだろう。
でも今は解放感でいっぱい!
暑さにも負けず、元気そうだ。

約2時間の乗船を終え、
隠岐諸島にある知夫里島に着いた。

 

この島は、手つかずの自然が多く残り、
人口よりもウシやタヌキの方が多い長閑な島。
父の実家があり、小学生の頃は毎年のように訪れていたが
今回は10年ぶりの訪問となった。
景色はなにも変わっていなくて、
懐かしくてほっとする。

よく子ども頃に遊んだのが
天佐志比古命(一宮)神社。
セミやカブトムシを捕まえにいった記憶がある。
1000年以上伝わる、知夫村で1番の神社で、
後醍醐天皇が御配流の際に座って休憩された、
と伝わる「お腰かけの石」もある。
鳥居越しに海が見えて、とても好きな景色だ。

ちくわのリードを離し、写真を撮っていると
勢いよく走りだしてしまった。
急な階段を駆け下り、海に向かって走っていく!
早い、追いつけない。

そのまま見失ってしまったが、
家の前に涼しい顔で座っていた。
初めて来た場所でもすぐに覚えてしまう
犬の帰巣本能はスゴイ。

もちろんコンビニやスーパーはない島で、
数軒しかない商店を覗いてアイスやジュースを買った。
古き良き昭和の香りがして、
いつの時代を彷徨っているのだろうと
不思議な気持ちになる。

夕方、大量のアジを釣り、
すぐにフライになって食卓に並んだ。
サザエやアワビも山盛りで、
何にもない島だけど、
海鮮だけはどこにも負けないと思う。

いつかの‟夏休み”がここにはある。

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