何もないという幸せ

あの真夜中の騒動が嘘のように
爽やかで、幸せな気分に包まれる朝を迎えた。

カメラを片手にソンクラーを散策する。
途中、猿を発見。
近づいて写真を撮っていると、
次々と猿が集まり、あっという間に群れになった。

 

ソンクラー湖

ソンクラーはタイ南部に位置し、
7世紀のシュリーヴィジャヤ王国時代には
すでに都市として栄えていたそうだ。
アユタヤ王朝の力が強まるとその朝貢国となり、
ソンクラーの名はアユタヤ王朝時代に名付けられたもの。

昨日、海岸だと思って歩いていたサミラ・ビーチは、
実はソンクラーの湖だと知った。
南北80kmもの長さがあり、まるで海のよう。

予備知識も、情報もない

行くあてもなく、時間も気にしない。
穏やかな気持ちで湖畔や町を散歩した。
だた何となく立ち寄ったソンクラーという町は
これといった見所はないかもしれないが、
こういう町こそ、この長い旅の中で記憶に残るんじゃないかと思う。
ガイドブックにも載っていないから余計な情報がなく、
真っ白な頭でこの町を見ている。

きっと、もう一度来る機会がない場所だろう。
そう思うととっても貴重に思えてくる。

 

旅のカケラ/slideshow

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