1913年創業。
100年以上の歴史がある「ヨーロッパ軒総本店」。
福井のソウルフードである
「ソースカツ丼」はここで生まれた。
ドイツ仕込みのウスターソースを日本人好みにアレンジ、
大正2年東京で開かれた発表会で
初めてソースカツ丼を披露したのがはじまり。
↑看板メニューの「ソースかつ丼」
福井に10年住んでいたので幾度となく
この味を楽しんだが、
福井を離れてからはこの味が恋しくて仕方ない。
さて、せっかく福井に来たので
ホテルの朝食をサラダとデザートのみに抑え、
開店直後のヨーロッパ軒総本店に向かった。
ソースカツ丼はもちろんのこと、
パリ丼と呼ばれるメンチカツもどっちも食べたかったので
ソースカツ、メンチカツ、エビカツが乗った
「3種盛スペシャルカツ丼」(1130円)を注文した。
旨さの秘訣はなんと言ってもソース。
こちらのウスターソースは、
初代がドイツで習った特製レシピをもとに、
秘伝の黄金率で調合して仕上げたもの。
絶妙な甘辛さがヤミツキになる。
このタレを味わってもらうため、
別皿でタレも用意されている。
カツは食感の良さと肉汁の滴り具合を考え、
ロース肉を約8mmにカット。
肉の持つ食感を損なわないよう、
パン粉はきめ細かい特注のものを使用している。
ごはんが見えないくらいにカツが盛られているので
一旦、丼ぶりのフタにカツを逃がし、
トンカツ感覚で食べるのが正解である。
昨日食べたソースカツ丼も美味しかったが
やっぱりここヨーロッパ軒は別格だ。
店から出ると行列ができていた。
ランチで1000円を超す価格ながら
この味を求めてやまないファンは多い。
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