フユタビ ’19(台湾編) ♯06 素晴らしき日常

今日は台南の街を散策する。
高雄駅から電車で約1時間、
10時過ぎに台南についた。

 

サバヒー

かつて台南は、台湾の礎として
政治、文化の中心地として栄え、
日本で言うところの京都である。

でも、想像していたよりもゴチャゴチャした街で、
東南アジアを感じた。
喧騒に包まれながら、
まずは朝食を探しから始めることに。

行きたい店は決まっていて、
せっかく台南まで来たので、
地元で有名なサバヒーを食べてみたい。
「阿粥」という店が有名で、
店内は広く、活気に溢れていた。

サバヒーとは、茹でたサバの半身が乗った粥で、
カキやアサリも混ざっている。
サバは骨抜きしてあったが、
皮付きなのでやや抵抗があった。

味は臭みもなく、旨い。
1杯130元(約420円)と、決して安くはなかったが。

 

林百貨

腹ごしらえが終わったので、
買い物をするために「林百貨」に。
ここは、日本の統治時代に営業していた
ハヤシ百貨を再現していて、
戦前の面影を残すレトロな建物だった。

この旅では初めて雑貨や土産を買ったので
かなり気分が上がるスポットになった。
旅先で買う雑貨はどれも一期一会で
どれにしようか?どこに飾ろうか?
と想像を膨らませながら選ぶのは楽しい。

さて、台湾タビもいよいよラストステージ。
正興街と神農街で、ノスタルジック散歩を楽しむ。
細い路地に、清代の面影を残す町並みが続いていて、
レトロな雰囲気が堪能できる。

 

締め括りのレトロ散歩

個性的な店が多く、歩いているだけで楽しかった。
レトロなフルーツパーラーや、
リノベーションしたカフェでスイーツを食べ、
雑貨店巡りをしていると、
いつしか陽は傾き、高雄に戻る時間になった。

すっかり陽も傾き、高尾に戻る時間になった。
高雄行きのチケットを買い、
改札を抜けて電車に乗る。
窓の外はすっかり暗くなっていた。

しばらく揺られていると車両に誰もいなくなった。
終点のようだ。
見慣れない駅名、来るときは通ってないな、ここ。
車掌に聞いてみると、
どうやら別方向の電車に乗ってしまったようだ。

ガイドブックも路線図も持ってないので、
何度説明を聞いてもピンと来ない。
見かねた車掌は、通りすがりの人に話かけ、
高雄まで案内してくれるように頼んでくれた。

さすが台湾、親切で優しい。
こうして今日もたくさんの親切に触れながら、
無事に目的を達成できた。
なにも返してあげれないのがもどかしいが、
感謝の気持ちだけは持ち続けたいと思う。

 

旅のカケラ/slideshow

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