これが本場の四川料理

ここは成都(せいと)、パンダのふるさとである。
また、三国志好きにはたまらない場所で、
「劉備」と「諸葛亮」のゆかりの地。

27時間!
というとんでもないバスに揺られ、
着いたのが午後4時。
宿探しと、次の目的地へのルートを確認していたら
あっという間に今日が終わってしまった。

 

四川料理

とはいえ、何か1つは今日の証を残しておきたい。
そこでグルメレポートを綴ることにした。

ここは四川省。
四川といえばご存知「四川料理」だ。
日本で代表的なものといえば、麻婆豆腐と坦坦麺。
さっそく坦坦麺を探すが、どこの店を覗いても見つからない。

「坦坦麺が食べたいんだけど…」と、尋ねてみると

おう、座れ座れと、手招きする。
メニューを見渡すが、やはり見つからない。
店主はニコニコしながら、
これだよ、とあるメニューを指差した。
「染醤麺」(読み方は不明)
ははぁ、これが坦坦麺のことかぁ。

 

担担麺を食べる

待つこと5分。
日本のそれとは似ても似つかぬ料理が出てきた。

何これ?

不思議な顔で店主を見つめると、
両手でかき混ぜるゼスチャーをした。
箸を両手に持ち、麺を捏ねるようにかき混ぜてみた。
すると、底から肉味噌とちんげん菜が顔を覗かせた。
スープはなし。唐麺というやつだな。

辛味というよりもコクがあり、
こいつは文句なしに旨い!
少し解説。
本場の坦坦麺は、スープなしが基本。
行商人が売り歩いていたためスープがあると重いから、
という理由だそうだ。
ちなみに日本のスタイルは、陳健民によるもの。

「ハオチー!」と親指を店主に向けると、
「だろ」と、うんうん頷き得意気だ。

 

しんどい旅

正直、この旅はしんどい。
移動が多いうえ、うんと忙しく観光をしながら
TVやラジオ、新聞コラムのレギュラーをこなしている。
だけど、いい宿が見つかり、美味しいものに出会えたとき、
すべての苦労は報われるのだ。

明日はパンダを見にいくか。
ほら、意欲が湧いてきたもの。

旅のカケラ/slideshow

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