つながってる

昨夜は午前4時まで本を読んでいたが、
目が覚めると8時だった。

カイロで11泊目、まだ緊張感は途絶えていない。

 

よし、やろうか

ちょうどカズマが起きてきたので、
いつものジューススタンドに一緒に行き、
「ターギン」と呼ばれるペンネをテイクアウトした。

↑ターギン 70円

「朝は早起きに限るね。
このあと無限の可能性があるんだから」(カズ)
「たしかに。起きて昼過ぎてると、ヘコむもん」(カズマ)
ペンネを頬ばりながら、
いつもの朝食の光景だ。

そうそう、カズマはアスワンへの出発を3日遅らせた。
というのも、実はフットサルの試合を企画していて
「どうしても参加してくれ」と拝み倒した。
すると、少し考えてから
「よし、やろうか」と首を縦に振ってくれた。
いい友だ。

砂漠ツアーの企画もそうだった。
はじめは人が集まらず、断念しかかったが、
粘り強く他のホテルに顔を出して参加者を募った。
その結果8人もメンバーが集まり、
しかも最良の仲間に巡り合えた。

 

旅の意味が変わった

今回のフットサルもそう。
サッカー部でもない、負けず嫌いな自分に
みんなが付き合ってくれる。
現在のところ参加者9名。
オールジャパンVSオールエジプト
ガチの勝負をするつもりだ。

そんな明日の試合に向けて
スニーカーを新調することにした。
再びカズマを連れて古着屋街へ繰り出し、
軽くて丈夫そうな、
ニセ・ナイキのスニーカーを購入した。

55ポンドを40ポンド(約800円)
に値切るのに、彼も協力してくれた。
最近、旅の意味が変わった。

今までは自分のための旅で、
行きたい場所に行き、
観たいものを観ることが主義だった。
ところが最近は違う。
どこへ行くか、何を観るか、ではなく、
そこに“誰と”という要素が加わった。
月並みだが、一期一会を大切にし、
「あのときはアイツと…」と、
後々のいい思い出が作れたらいいと思っている。

そして旅の目的も変わった。
「日本へ帰るための旅」に。

受信トレイを覗く。
新着メールが3通届いていた。
「元気ですか?」
「ブログ読んだよ」
「●●に着きました」

まだ、つながってる。
ありがとう。

 

旅のカケラ/slideshow

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です