ハルタビ ’16(ペルシャ編) ♯1 YOUTH

駆け足で仕事を終わらせ、一度帰宅し、
疲れやストレスもバックパックに詰め込んで
空港に向かうバスに乗り込んだ。

新しい旅に出る。

 

神秘のペルシャへ

今回のハルタビ、行き先はイラン。
なかなか面倒な国で、ビザを取得するのにも
現地で承認番号を発行してもらわなければならなかった。
Booking.comも使えず宿はまったくノープラン。
あぁ、こんなにも自由な旅は久々だ。

深夜の空港は独特な雰囲気で、
旅のはじまりの高揚感と、少しの心細さを覚えながら
搭乗口へと向かった。

0:15羽田→5:30ドーハ(カタール)
8:00ドーハ→11:35テヘラン(イラン)

ドーハの空港でトランジット。
あまり時間がないため早足で空港内をうろついたが
広くて、快適な場所だった。
無料で使用できるPCも並んでるし、サービス満点だ。

合わせて13時間のフライトを経てアラブの国に降り立った。
81ヶ国目、イラン

首都の国際空港とは思えないくらい地味で
小さな空港だった。
しかもテヘランの街から50キロも離れていて不便。

いつもはATMで現地通貨を引き出すが、
イランではクレジットカードが使えないため銀行を探すことに。
レートを見る。

ん?

事前に調べておいたメモと見比べる。

んん??

やたらとレートがいい!
空港での両替はたいてい損をするのに不思議だ。
とりあえず様子見をかねて60ドル分だけ両替した。
手渡された200万リアル。
桁が大きすぎてややこしい。(英語でのやりとりが大変…)

今日はもう1本国内線を乗り継ぐため、
メヘラバード空港を目指す。
ガイドブックにはバスがあると書いてあったのに
あれれ?見当たらない。

空港スタッフに尋ねるも「ノーバス」とつれない返事。
仕方なくタクシーで移動することに。

タクシーは定額制だった。
料金表を見ると「なんだ、75000リアルか」
たしかバスが6万リアルと書いてあったから
ほとんど料金が同じじゃないか!
日本円にして280円。さすが産油国!!

 

誤算と冒険

走り出して30分。なかなか着かない。
ずいぶん遠いんだなぁと、うとうとしながら流れる景色を眺めた。
料金表は車内にも貼ってあり、ハッと眠気が飛んだ。

えっ!750000リアル!!!
しまった!0を1つ見落としてた!!

空港で見た料金表とすり替えてあって騙されているのかも?
単純に見落としただけか、よくわからないが
とにかく痛い出費になった。

とはいえ、メヘラバード空港までは
1時間近くかかったし、適正な料金な気もする。
ちょっとがっかりしつつも空港に着き、
チェックインカウンターを捜す。

ない!?

おかしいなぁ、eチケットを見せて尋ねてみると、
ターミナル4に行けとのこと。
ここはターミナル1、当然繋がっていると思いきや、
「遠いからタクシーで行きなさい」と。

えぇぇぇぇ、嫌だ! 歩くよ!

ムリムリ、と制止されたが勘を頼りに
空港を沿いに歩いてみた。

空気が澄んでいて気持ちいい。
1時間近くかかったけど、「ターミナル4」の看板を見つけ、
ほら、歩けるじゃん!と胸を張った。

こういうトラブルがあると
がぜん、旅が楽しくなってくる。

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