ナツタビ’13(モンゴル編)#5 擬態

午前6時、しっかり目が覚めた。

3時間の睡眠でも身体はフルパワー。
これぞ旅のチカラ。

 

シベリア鉄道

 

ホテルの目の前はスフバートル駅で、
ロシアから着た列車が停まっていた。
これがシベリア鉄道ってヤツか!
モスクワから北京まで5日かけて走るそうだ。

駅の構内を覗いていると電光掲示版があったが
うーん、全く読めないぞ。
ロシアに入国後、シベリア鉄道に乗る予定だが
本当に大丈夫かな?

 

国境へ向かうバス

 

午前7時、駅前にバスを発見。
中の乗客に「アルタンボラク行き?」と聞くと、
そうだ、そうだとみんなが手招きする。

草原を快走するバス、
およそ30分で国境の町に着いた。
降りようとすると、乗客たちが「座っていろ」の仕草。
どうやらこのバスのままロシアに入国できるようだ。

国境が開門するまでの30分。
突如バス内は大騒ぎになった。

モンゴル人のおばちゃんたちが
ブクブクと太りだしたのだ!

 

運び屋!?

というのも、荷物を少しでもロシアに持ち込もうと、
服の下に詰め込んでいる。
互いに協力し合い、
袖にもTシャツをグルグル巻きにしている。

マツコ・デラックスの完成だw

「ちょっと、これを頼むわ!」

えっ、まさかの協力要請!?
バックパックにも、手持ちのリュックにも
ギュウギュウに服や靴を詰め込まれた。

えぇ、運び屋かよ…。
クスリとか紛れてないよな(ドキドキ)

幸いモンゴル側もロシア側も、
日本人への検査は甘く
荷物の中を見せろ、と言われたようだが
いかんせんこっちは言葉がわからないので
ニコニコしていたら、
「もう行ってよし」の仕草。

運び屋をしたおかげで、
モンゴルおばちゃんたちが優しく、
出入国カード(英語表記なし)も書いてくれたし、
優先的に窓口に向かわせてくれた。

ま、結局おばちゃんたちの数名の持込みオーバーがバレて、
国境を超えるのに2時間もかかったんだけどね…。
面白かったからよしとしよう。

というわけで、
69カ国目、ロシアに入国!

 

旅のカケラ/slideshow

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