横浜タカシマヤの「紅花の山形路 物産と観光展」に足を運んだ。
山形の特産品が集まり、会場は人でごった返していた。
ずんだ餅いいなぁ、サクランボパフェも美味しそう、
と、目移りしながら目指したのは梅木直美さんの出店ブース。
ここでこけしの実演販売が行われている。
こけし工人の梅木直美さん。
父であり、師匠でもある梅木修一氏に師事し、
蔵王高湯系の伝統こけしを継承している。
3年ほど前に自宅にお邪魔したことがあり、
その時にこけしを1体購入させてもらった。
さて、蔵王高湯系といえば
丸みのあるどっしりとした体型で、
山形系より胴体が太くて短く、頭も大きいのが特徴。
胴には、菊や紅花など、山形を代表する植物が描かれている。
「てがら」と呼ばれる赤い放射状の髪飾りと
おかっぱ頭が描かれることが多い。
梅木さんの作品もあでやかな衣装が多く、
その華やかな作風が気に入っている。
前回は伝統的な一体を購入したので、
今回は本人型(創作こけし)を購入しようと思う。
ブースにつくと、梅木さんはだるまの絵付けに勤しんでいた。
実演販売ということで、その場で細かく筆を走らせていて
貴重な作業を見せてもらった。
「ちょっと時間がかかるのでお待ちください」と言われ、
その間、じっくりと作品を選ばせてもらった。
猫をモチーフにしたこけしがいかにも梅木さんぽく、
山形の伝統的な山笠をかぶった猫のこけしに決めた。
澄ました表情がとても穏やかで、
猫の絵付けながらもキャラクターっぽさがなくて良い。
こけしはこの古風な風合いが魅力なんだよね。
これで我が家のこけしは50体を超え、
ますます大家族化が止まらなくなってきた。
今月はもう1件、こけしイベントがあるので
きっとまた増えると思うし…w
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