遠刈田、土湯とともに伝統こけし三大発祥の地の一つ。
はめ込み式で、首を回すとキイキイと音が鳴り、
水引で結んだような前髪が特徴である。
胴は中ほどが細く、肩と裾が広がった形で、
菊花など華やかな模様が描かれている。
11系統を知る前は
こけし=鳴子というほどこけしイメージが強く、
鳴子温泉の土産店で何度かこけしを購入したことがある。
さて我が家にも鳴子系こけしは何体かあり、
初めは作家(工人)を気にせず購入していた。
↑鎌田孝志工人の作品
↑遊佐妙子工人の作品
唯一、この工人の作品がほしいと、
工房まで行ったのが柿澤是隆工人。
「柿澤こけし店」という店舗を構えていて
数は多くないが、受賞作や季節のこけしが上品に並んでいた。
↑柿澤是隆工人の作品
↑柿澤真理子工人の作品
他の系統と比べて写実的な描彩が印象的な鳴子系。
華やかさの中にある素朴さと清楚さが魅力だと思う。
工人もたくさんいるので、
もう少し深掘りしてみたい系統だ。
コメントを残す