深谷の郷土料理に「煮ぼうとう」がある。
ほうとうと言えば山梨が有名だが、
なぜか埼玉にもほうとうの食文化が。
深谷には煮ぼうとうを食べられる店が数店あるが、
今回選んだのは「虎ひげ」。
看板には肉料理と煮ぼうとう、と書かれていて、
洋食メニューがメインのようだ。
メニューを見ると、
牛カツやビーフシチュー、そして
1800円で食べられるコース料理もある。
これは迷う!
でも、今日は煮ぼうとうを食べる、と心に決めていた。
1年前に訪れたときはオーソドックスな煮ぼうとうを食べたので、
今回は『カレー煮ぼうとう(950円)』を注文。
煮ぼうとうとは、幅広の麺と、特産である深谷ねぎ、
地元で収穫される根菜類をたっぷり使い、
生麺の状態から煮込んでいるのが特徴。
待つこと15分、湯気の立ち込める鍋が運ばれて来た。
湯気の中から平たい麺をすくい上げる。
まるできしめんのようで、
よく煮込まれているためコシはないが、
しっかりと味が染み込んでいる。
カレーうどんのような味を想像していたが、
醤油の味が強く、いわゆる蕎麦屋で食べる和風だしカレーってやつ。
野菜もごろごろと入っていて、スープカレーにも似ていた。
ごはんが欲しくなり、追加で注文しようかと思っていると、
なんと底から米が顔を出した。
なんとも気の利いたメニューだw
ふと店内を見渡すとあっという間に満席。
煮ぼうとうを注文している客は少なく、
美味しそうに肉料理を食べていた。
今度来るときは肉を食べよう!
そう心に決めて、鍋を平らげた。
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