「青山茶舗」の横にある小径から門を入ると、
広々とした庭が姿を現す。
周りはビルやマンションが立ち並ぶ区画に
時間が止まったかのような古い日本家屋があった。
納屋の改築した日本茶カフェギャラリー
店長は「青山茶舗」の5代目で、
明治24年に建てられた納屋を改築したそうだ。
天井に目をやると、太い木を組み合わせた梁が美しく、
風格と日本家屋らしい落ち着いたしつらいを感じる。
コーヒーではなく、日本茶専門のカフェというのも
この場所にぴったり。
メニューには、お茶の種類と飲み方が
丁寧に説明されていたのでじっくりと読んで
「ぐり茶セット」(775円)を注文した。
ところで、ぐり茶って何だろう?
説明を読んでみると、
煎茶は葉の部分を指し、茎は茎茶、芽は芽茶と呼ぶらしい。
そして焙煎すればほうじ茶で、
仕上げの揉みを入れないのがぐり茶なのだとか。
同じお茶でこんなにも名前が異なり、
味も変化するとは奥が深い。
左上の茶器は、お代わりの湯を注ぐための湯ざまし。
急須には茶葉が入っていて、3杯は美味しく飲めるようだ。
まずは一口、すっきりとした苦味と、まろやかな口当たり。
いいお茶なのが素人でもわかる。
3杯飲んでも美味しい
ケーキはピスタチオを使っていて
濃厚で美味しい。
この甘さがお茶の苦味とナイスなマリアージュ。
永遠に食べ続けられそうだった。
茶釜から柄杓で湯ざましお湯を汲み、
それを急須に注ぐ。
3回お替わりをしたが、ずっと味は濃いままだった。
中国のカフェでも延々とお湯のお替りをもらったが
ここも何杯でも楽しめるいい茶葉だった。
外にはテラス席もあるし、
2階はギャラリースペースになっている。
居心地が良くて、楽しい空間だ。
思わぬアタリのカフェを見つけてしまいラッキー。
ここは必ずリピートするだろうな。
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