福島と山形に行った! D A Y2

一晩中、ちくわと、とうふに
振り回された結果、
睡眠時間はたったの2時間だった…。
2頭いると、交互にわがままを言い出すのでキリがない。

それでも今日も元気にアクセルを踏み、
山形県は「米沢」を目指した。

昨日の春の嵐が嘘のように、
すっきりとした快晴で、
雪化粧した山々の稜線が美しい。
道は空いているし、絶好のドライブ日和だ。

 

山形系こけし

まず向かったのは、
米沢市内にある長谷川正司工人の自宅。
昨日、電話でアポをとり、
自宅でこけしを見せてもらう約束をもらった。

リビングに招かれ、
棚にあるたくさんのこけしに目を奪われた。
我が家には1体しかいない山形系のこけし。
店頭やイベントでも
なかなかお目にかかれていないので、とても興奮した。

「たくさん買っていって」

と言われ、よくよく吟味して3体を選んだ。
もう1体、候補にしていたこけしを棚に戻そうとすると、
「はるばる来てくれたからサービス」と、おまけしてくれた。
計4体、一気に山形系こけしが増えた。

 

日本三大和牛の米沢牛

せっかく米沢まで来たのでランチは奮発して、
日本三大和牛の米沢牛を食べることにした。
目星をつけていたのは「牛鍋おおき」。

米沢駅のすぐ目に前にあるお店で、
駅前は人がまばらだったが、
店内はほぼ満席の繁盛ぶりだった。

注文したのは、この店の看板メニューである
「牛鍋定食」(2500円)。牛鍋と玉子の他に
ごはん、みそ汁、季節の小鉢が付いている。

フタを外すと湯気が立ち込め、
グツグツとお肉が煮えている。
牛鍋とすき焼きとの違いはなんだろう?
と思いながら、肉を卵にくぐらせ口に運ぶ。
甘みがあって上品な味。
焼肉のようなパンチ力はないが、
情緒や旅情が感じられていい。

車に戻ると、仲良く昼寝をしていた。
微笑ましい光景だ。

 

原郷のこけし群西田記念

再び福島に戻り、
「原郷のこけし群西田記念館」
に立ち寄った。

土湯温泉のすぐ近くにあり、
雄大な吾妻の山並みや福島の街が一望できる高台に建っている。
ここはみちのくとこけしを愛した故西田峯吉氏を記念する
伝統こけしの展示館で、1万本以上のこけしを収蔵している。

想像していたよりも遥かに立派で、
展示内容も見応えがあった。
12系統をそれぞれ工人ごとに展示してあり、
いろいろな作風が見てとれた。

ここでも福島の工人のこけしを販売していたので
土湯系を中心に4体を購入した。

今日は車内でのお留守番が多かったちくわと、とうふ。
しっかり昼寝をしたためか、
宿に戻るとごはんとおやつをねだり、
夜遅くまではしゃぎ回っていた。

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