遠刈田系の伝統こけしは、頭がやや大きく、
赤い放射状の飾りと胴模様の重ね菊が特徴。
宮城県蔵王町の遠刈田新地を中心として発達し、
最も古いこけしのふるさとと言われている。
どの系統よりも奥ゆかしさを感じるのは、そのためかもしれない。
みやぎ蔵王こけし館
今回の東北こけしめぐりで
「みやぎ蔵王こけし館」を訪れた。
これでもう3回目の訪問かな?
ギャラリースペースでは
様々な工人のこけしが販売されていて、
品ぞろえは津軽こけし館かここかというレベル。
せっかくだから持っていないこけしがいいなと
いくつか候補を選び、よーく吟味して2体を連れて帰ることにした。
作田孝一工人
1体目は60年以上もこけしを作り続ける
作田孝一工人の作品。
マゲ付き、着物姿が可愛い伝統こけしで、
胴体には「ボタ菊」が描かれていて印象的だった。
胴に帯のような模様があり、少しくびれがあった。
きっと着物を着ているのだろう。
細かい手仕事に感心しつつ、優しい表情のこけしを選んだ。
我妻司工人
そしてもう1体、若手の我妻司工人の作品を購入。
平成31年4月にデビューし、
ここ「みやぎ蔵王こけし館」で市販を開始している。
黒のボーダー柄で、帽子を被ったこけし。
帽子の裏にも絵柄が施されていて細かい仕事だった。
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