カレーなる一族

バングラデシュの旅はまもなく1週間を迎える。
ひとり旅になったせいか、機動力がアップし、
毎日違った街にいる。

 

クシュティア

今日はダッカから「クシュティア」に移動した。
どんなペースで旅をしているかというと、
起床は5時、早朝から観光に出かけて
チェックアウトの12時までにホテルに戻ってくる。

そこからバスで次の街へ移動。到着はたいてい夜である。
暗い街を必死にホテルを探し、食堂探す。
そして夜は24時くらいまで、日記や原稿に打ち込んでいる。
遊んでいるとはいえ、とにかく忙しいのである…。

さて、そんな忙しさの中、気づいてしまったことがある。
「バングラに入ってからカレーしか食べてない…(汗)」
昨日の「盗難事件」と比べるとずいぶんお気楽な内容だが、
すごいことである。

 

バングラカレー

ここまでの記録は15戦15カレー。
魚、鶏、羊というマイナーチェンジはしてるものの、
千代の富士が毎回「上手投げ」で勝つかのごとく、
“カレーなる”日々をおくっている。
インドでカレーに飽き、2週間もの間、違う食べ物に逃げ回った。
(インドでカレー以外のモノを探すのは結構大変だと補足しておこう)
なのにバングラはなぜ?

理由は2つ。
1、 旨いから。
2、 他の注文が出来ない…。

インドのカレーは塩辛いだけで、コクがない。
もっとわかりやすく言えば、マズイってことw

でもバングラは違う。
コクがあって、それでいてまろやか、旨い!
辛さもちょうどいいときている。
観光客なんて未だに1人も見ていないんだもの、
店にメニューなんてありゃしない。
案ずるなかれ、席に座ってひと言、
「カレー」と胸を張ればいいだけさ。

 

気を付けるべきルール

運が良ければスプーンを出してくれる。
なければその手でつかめ!
顔を上げず、一目散に喰うべし!
だって、テーブルの周りには常に人だかり…。
目を合わすな、彼らの視線で石にされるぞ。

ただね、困ったことがひとつある。
頼んでもないのに、
わんこカレー状態になる。
次々にカレーとライスが運ばれてくるのだ。
サービス?
うん、稀にそんなときもある。
でも大抵はしっかい請求される。
早く食べて席を立たないと、
テーブルいっぱいにカレーが並ぶんだもの…。

おっと、そうこうしてるうちに24時の鐘がなる。
明日も早いし、今日の日記はここまで。
おつカレーさまでした…としめておこう。

 

旅のカケラ/slideshow

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