恐るべし、プレトリア…

自然の美しさを各地に残しつつ、
金やダイヤモンドの発見により
ゴールドラッシュ、ダイヤモンドラッシュが沸き起こり、
経済的にもアフリカ大陸最大の国となった南アフリカ。

 

like a London

今は首都「プレトリア」にいる。
プレトリアという名は、
オランダ系白人の間で英雄とされている
“アンドリース・プレトリウス”に由来しているそうだ。

街並みはまるでロンドン!(行ったことないけど…)
特にプレトリアの中心部にある「チャーチスクエア」は、
ロンドンのトラファルガー広場に似ていると言われている。
どんよりな空が残念ではあるが、
存在感のある歴史的建造物に囲まれた広場を見渡していると
都会の香りと、まもなく終わるアフリカの旅に
胸がキュンとなった。

 

南米へのチケット

というのも今朝、新たな切符を手にしたからで、
宿からバスに乗って15分、「ブルックリン」という街まで行き、
『フライト・センター』という格安航空券を扱う旅行代理店を訪ねた。
次に目指すは南米大陸、アルゼンチンへと飛ぶため。

ヨハネスブルグ(南アフリカ)→ブエノスアイレス(アルゼンチン)
の片道チケットを調べてもらうとおよそ15万円だった。
高いなぁ…10万くらいを期待していただけに痛い出費だ。

どうしようか迷っていると、
ちょっと太めのお姉さんが顔をしかめた…。
キーボードを叩き、首を傾げながら、
“ありえない”みたい表情をしている。

ん、どうしたんすか?
その顔を覗き込んでいると、突然視線をこちらに投げ
おもむろに親指を立てた!
な、なに? チッチキチー??

「ユー アー ラッキー!!」

えっ!?
「キャンペーン価格で飛べるよ☆」
はぁ???
航空会社はマレーシア航空で、
今なら大幅なディスカウントが可能だと言う。

「2月9日出発じゃなくて、8日でもいい?」
ちなみにいくらなんすか?

「940ドルよ!」

えええええぇぇぇ~!!!
水戸黄門の印籠並の破壊力!
目を、いや耳を疑った。
ちなみによくこういうリアルな夢を見るので、
「夢じゃないよね?」と自分に問いかけてもみた。

安い!! そ、それ、ください!

日本円にして約8万5000円、
わーい、6万も浮いちゃったよ♪
気が大きくなったので、ついでに
ケープタウン→ヨハネスブルグも飛行機で行くことにした。
だってヨハネス、恐いじゃん…。
バスとさほど変わらない6000円だったし(ニヒ)
もうスキップしたい気分で店を後にしたね。

 

胸がキュンとなる

はい、本日のラッキーボーイです☆
ファミスタならバットふりふりしてます。
幸せですか?って今聞かれたら、
大声で「ハイ!」って胸を張れます、フンッ!
(日記書いててまたテンション上がっちゃったよ)

というわけで、4ヶ月に渡って旅したアフリカも
残すところあと2週間なわけで、南米への期待と、
次はいつ来れるかわからないアフリカへの名残惜しさに
胸がキュンとなったわけです。

 

アンラッキー

ところで、“明暗”という言葉があるけど、
何事にも裏と表があるように、
ラッキーの裏にはアンラッキーがあるわけでして
そんな話を1つ。

 

午後から相方のヒロを誘って
プレトリアを観光してたわけだが、
アンラッキーのくじは彼が引いたみたい…。
快晴だった午前とはうって変わって、
どんよりと重たい雲。
しまいにゃ雨も落ちてきた。

 

まずはバスの明日のチケットを買おうと、
『トランスラックス』社のカウンターを訪れた。
南アフリカの長距離バスは学割が効き、1割お得になる。
ところが相方くん、あイタタっの学生証忘れ…
19ランド(約190円)損してしまった。

まぁ、190円くらいいいじゃん!
(食事1回分だけど…)
気を取り直して街を観光したさ。
で、今度は「タバコを買ってくるわ」と、
道端の露店に向かって歩き出した相方くん。
じゃ、ちょっとジュース買って来よっと、
近くのショップに入りジンジャーエールを買って戻るみると
あれれ、いないぞ…!?
辺りを見渡していると、
彼はしょんぼり顔で草むらから現れた。

どうしたの?
駆け寄って事情を聞いてみると、
「うん、100ランド(約1000円)渡したら
“車からおつりを取ってくる”って言われて、
で、おじさん、草むらに入っていったきり戻って来ないから、
おかしいなと思って後を追ってみたんだけど、
こりゃ持ち逃げされたね…」

……。

まぁ、1000円くらいいいじゃん!とも言えず、
50円のミネラルウォーターをおごってあげた。
(1000円あったら食事に5回行けたね…)

そう言えばプレトリアは、外務省から
「十分に注意してください」が発出されている。
こ、これのことだったか…!?
恐い街だぜ、まったく(違うだろっ)

誰かが笑えば、その裏で誰かが泣いてるわけで、
ラッキーボーイがいれば、
当然アンラッキーボーイもいる。
世の中は裏と表でできている。
今がどん底なら、明日はきっとハッピーだよ。
大丈夫さ。

プレトリアに訪れる際は、学生証の所持と
タバコのおつり詐欺にご注意を。

追伸
今朝、生まれて初めて「ハムエッグ」なるものを作ってみた。
見た目は悪いが、味は…うんイマイチ(泣
でも、ジューっとフライパンの上で卵が焼ける音が心地よかった。

 

旅のカケラ/slideshow

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