戦慄の夜から一夜明け、
熱いシャワーで目を覚ました。
朝食はパンと紅茶。
フランスパンに木苺のジャムを
たっぷりと塗って頬張る。
ジャズが流れるステキなラウンジだった。
早口言葉のような街
FMラジオの収録を済ませ、
街に出てみた。
丘にアンデルセンに出てきそうな
家々がぎっしりと建ち並んでいる。
ここはマダガスカルの首都「アンタナナリボ」。
噛まずに言えない早口言葉のような名前…。
島のほぼ中央に位置し、標高1400mの高地にある。
16世紀に城壁に囲まれた集落として建設され、
島を統一したメリナ族の主都で、
その後フランス植民地の政庁所在地となった。
1960年の独立後はマダガスカル首都として
政治・経済・文化の中心地である。
昨夜の事件現場を横切り、
安宿街に足を踏み入れた。
伊香保温泉か尾道を彷彿とさせる
石段が貫いていて
その両脇にホテルやレストランがひしめいていた。
絵になる街
昨日空港で別れた相方ヒロがこの辺にいるはずだ。
目星をつけたホテルをあたること2軒目、
彼を発見した。世界はやっぱり狭い(笑
彼を連れ立って街を散策した。
銀行で両替を済ませ、郵便局で切手を買い、
マーケットを冷やかしながら歩く。
2時間ほどうろついてから
ホテルに戻り、昼食を摂ることにした。
あまりお腹は減っていなかったが
なんせ無料(航空会社もち)だもの、
無理やりでも詰め込まなきゃ(笑
モーリシャス行きのフライトは23時、
今夜は空港で1泊になるだろうから
夕食まで昼寝を決め込もう。
乗り継ぎ失敗による、たなぼたな中級ホテル。
宿泊費とタクシーの送迎はすべて
航空会社が負担してくれる。
1泊60ドルだよ!?
この旅でナンバー1の豪華さ。
こんな日は部屋でダラダラするに限るね。
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