フユタビ’13(モロッコ編)#3 ひまわり

 

29日、9時30分(現地時刻)。
ようやくカサブランカ(モロッコ)に着いた。
これで通算70ヶ国目。

 

アフリカの洗礼

そして早速、アフリカの洗練が待っていた…。

入国審査を済ませ、さあモロッコだ!
と乗り込んだものの、まさかのロストバゲージ!
ロンバケならねロスバケ…ね。

マジかぁ、と意気消沈してバゲージクレームに行くと、
「次の便で向かってる」とのこと。
本当かな?

パリでの乗り継ぎが50分しかなかったため、
荷物はやっておいてくれるって言ってたのに…。
不安的中、さぁ困った。

信じてこのまま待つことにした。
到着まで6時間、またしても足止めだ。

 

モロッコ旅のはじまり


この時間を利用して、カサブランカ観光に行こうかとも考えたが、
移動しっぱなしで疲れていたので、もう気力がなかった…。

旅は予定調和じゃつまらない!
と言ったことにバチが当たったようだ。

6時間後。
長く退屈な時間が過ぎ、荷物を乗せたターンテーブルが動き出す。
祈る思いでバッグを探す。

あ、あった!
今年で一番うれしい瞬間だった!

午後4時、タクシーで目的地であるエッサウィラを目指す。
失った時間を取り戻すがごとく、時速120kmでかっ飛ばす。
距離にして400km。これまた果てしなく遠い…。

21時、城壁に囲まれた街を歩いている。
日本を旅立ち、移動すること40時間。
ようやくのゴール、そして旅のはじまり。

3時間しか寝ていないカラダにはひどくこたえたが、
夜の旧市街は、不思議な時間が流れているようで、
宮沢賢治の銀河鉄道の世界を重ねていたーーー。

旅のカケラ/slideshow

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