色彩が豊かで、模様がきめ細かい遠刈田系こけし。
小笠原義雄工人は、朝倉英次のこけしを祖形とする。
ビリカンナを胴の平面部に何段も当て、
ビリカンナの帯を作り、その凸部に色を付けて、
赤、黒交互の段模様をつけた作品が特徴だ。
雨の中、銀座・木の香で開催された
「第9回東北こけし展」を訪れた。
今日は初日。仕事があったので
朝から整理券をもらうために並ぶことはできなかったが、
まだたくさんのこけしが並んでいた。
ちょうど、お客が誰もいない時間帯だったので
ゆっくりと作品を見ることができた。
その中で気になったのがこのこけし。
小笠原工人の作品は、えじこを1体購入したことがあるので
今回は3寸の本人型こけしを手に取った。
一見、木地山系?と見間違う絵柄。
ぷりっとした胴体もかわいい一体だ。
コメントを残す