中欧旅から帰ってきてすぐ翌日、
今度は仙台へ出張。
さすがに身体が重く、
溜まっている仕事も気になるところ…。
でもせっかく仙台に来たのだからと、
仙山線に乗り換え作並に向かった。
目指した場所は「平賀こけし店」。
作並系こけしの工房である。
作並駅に降り立つと、
ホントにここが仙台市(青葉区)かと疑うほどの山の中。
作並温泉が有名だが、平日だし、
観光客は見当たらなかった。
工房までは片道4㎞。
行きはたまたまバスが来たので乗り、
帰りは1時間歩いて駅に戻った。
平賀こけし店に訪れるのは2度目で、
山あいにポツンと佇む感じがとても良い。
じっくりと吟味して2体のこけしを購入した。
さて、今回の旅ごはんはもちろん牛タン。
初代店主・佐野啓四郎氏が考案し、
戦後から伝統の味を守り続ける、
仙台牛タン焼き発祥の老舗「味太助本店」を訪れた。
注文したのは「B定食」(2100円)で、
牛タン4枚に、テールスープと麦飯がついたセット。
なかなかのお値段。
目の前で網焼きされる牛タンの香ばしさに、
まだかまだかと期待が膨らむ。
ちょっと無愛想に、
まずはテールスープがカウンターに置かれ、
ありがたく啜っていると、
ほどなく、ごはんと牛タンが無言で置かれた。
塩焼きした牛タンは、厚みがあって食べごたえ充分。
とにかく塩加減が絶妙で、
よくぞ塩焼きというシンプルな調理法で
他店と差別化できるなと感心させられた。
サラダの代わりに漬物(野沢菜)が添えられ、
これまたごはんに合う。
ときどき、ピリッと辛い南蛮漬けでアクセントをつけては、
一枚一枚大事に食べた。
もう少し出せば焼肉が食べられる値段だけど、
この旨さなら納得。
満足感に満たされた。
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