マダガスカル第二の都市「フィアナランツィア」
水田と茶畑が広がり、緑美しい街。
これと言った見所はないが、
文明の香りが強い街に来たかったのが理由。
身体は満身創痍
ムルンダヴァからのワゴンは、
結局24時間30分かかって
ここフィアナランツィアに辿り着いた。
浅い眠りを何度も繰り返し、
死んだ目をしたまま街に降り立った。
激しい雷雨に歓迎され、
しつこい客引きに付きまとわれながら…。
目に入った食堂に逃げ込み、
隣の客の皿を指差して、
「これと同じヤツ」と、合図を送る。
ホウレン草のおひたしと角煮、
そして大盛りゴハン。
これで2000アリアリー(約120円)。
長距離移動で身体は満身創痍、
肘をつきながら、溜息をこぼしながら
無言でそいつをかきこんだ。
久々に街の生活
雨が小降りになるのを待ち、宿探しを始める。
高台に立つ小ギレイな宿を選んだ。
1泊11500アリアリー(約700円)と
値段も手ごろで、
とにかく熱いシャワーを浴びたかった。
どんよりと空は重い…。
引きづられて気分も重い…。
今日はおとなしく宿に篭るとしよう。
ネットカフェにだけは顔を出したかったので
宿のオーナーに場所を聞くと、
「郵便局の中にある」という。
マダガスカルの郵便局は「サイバーポスト」と
看板がかかっていることが多く、
中には10台ほどのPCが並んでいた。
もちろん、日本語フォントはインストールされていない。
世界中どこに行っても日本語は肩身が狭い。
よっぽど特殊な言語なのだろう。
こんなときは自分のPCを繋がせてもらう。
モジュラーを差し込んで、IPアドレスを入力すれば
アクセス完了!!
あとは気長に砂時計と睨めっこをすればよい。
こんな日の夕焼けは気持ちいい
帰りしなにバナナとライチを買った。
500アリアリー(約30円)で、
15本のバナナが、
400アリアリー(約20円)で、
20個のライチが袋に詰め込まれた。
これで商売は成り立つのだろうか?
ちょっと心配になりながらも
笑顔で品物を手渡され、
「ありがとう」と笑顔で受け取った。
バナナをかじりながら、ライチを剥きながら、
雨上がりの街を歩いた。
部屋に戻るとまたしても熟睡中の相方くん。
うつぶせでまるで殺人現場のようだった…。
大移動おつかれさまでした♪
起きたら夕食にでも誘おうか。
雨のち晴れ、
こんな日の夕焼けは気持ちいい。
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