テレビで紹介されて気になっていた荒川洋一工人のこけし。
昭和45年頃、中ノ沢の岩本芳蔵に弟子入りし、
芳蔵型を製作するようになったそうだ。
現在でも、会津若松市の作業場でロクロを挽いて
こけし製作を行っている。
正しくは土湯系なのか、中ノ沢こけしなのか定かではないが、
風貌を見るといわゆる「たこ坊主」。
きっと中ノ沢こけしで間違いないだろう。
さて、今回手に入れたのは「千代五郎型(4寸)」の1体。
三色だんごとも呼ばれる代表的な作品だ。
胴は3色の染料でロクロ線が引かれていて、
やや滲んだ感じがとてもよい。
表情は目の離れ具合やうつろな感じがキュートで、
見ていると心が和む。
↑たこ坊主の中でも「青坊主」と呼ばれる種類
彼の作品はとても個性的なので、
機会があればあと何体か手に入れたいものだ。
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