大鰐こけし（五十嵐嘉行工人）

津軽系（大鰐）の間宮正男工人を師匠に持つ
五十嵐嘉行工人の間宮明太郎型こけし。

大鰐系らしい素朴さと、
柔らかな人柄を表したような一体は
ざんばらなおかっぱ頭が特徴的である。

津軽系というと、
アイヌ模様や達磨絵が胴模様に描かれ、
裾広がりの形をしたものが多いが、
この間宮型はシンプルな顔立ちで、
胴模様なども非常に素朴に表現される。

この遊び心が魅力で、
津軽系はついつい数が増えてしまう。