鳴子、土湯とともに、
伝統こけし三大発祥の地の一つである「遠刈田」。
発生年代が最も古く、こけしそのものが
遠刈田から発生したと考えられているそうだ。
差し込み式の頭は大きく、
手柄と呼ばれる赤い放射状の飾りや
おかっぱ頭が描かれている。
表情は切れ長の細い目と、なで肩の細い胴、
そして重ね菊や木目模様が特徴。
雰囲気は鳴子系に似ているが、
どこか高貴な感じがする。
遠刈田に行ったのは3年ほど前で、
「みやぎ蔵王こけし館」を目的地にし、
その近くにあった佐藤一夫工人の工房で
こけしを購入した。
↑佐藤一夫工人の作品
遠刈田温泉を訪れたのはこの1回のみだが、
その後、イベントで複数の遠刈田系を入手していて、
我が家で一番所有数が多い系統となっている。
(アグレッシブにコラボやイベントを仕掛けてくる印象)
↑佐藤英太郎工人の作品(新宿伊勢丹で開催された個展にて)
↑佐藤康広工人が手掛けた「フェニカ別注こけし(BEAMSこけし)」
遠刈田は再訪して、じっくりと工房を巡ってみたい場所。
まだまだ魅力的な作品が眠っていると思う。
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